映画「あしたのジョー」

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子供ら(特にハナ)からせがまれて「あしたのジョー」を見に。「毎日かあさん」とか「グリーンホーネット」とか「キックアス」とかほかに見たい映画はあるのだけれど...。(「冷たい熱帯魚」はDVD待ちかなあ...)。以下、ネタバレ含みます。

冒頭、ちょっとビックリした。昭和な風景に登場する矢吹ジョー。「絵」としてすごく美しい。泪橋を渡るシーンではこれは意外に傑作なのかと思った。喧嘩シーンも悪くない。ちょっと期待しちゃおうかな...と思った途端、「○○コール」というガッカリシーンがあって、急にそこからぐだぐだに。こういうシーンを平気で描くのは日本映画の一番悪いクセかも。

前半はとにかくテンポよく物語が進む。つか進み過ぎ? 少年院での様々なエピソードが端折りに端折られている。力石と出会いました、試合しました、のみ。2時間という制約上やむをえないかなあ...とも思ったけれど、白鳥麗子とのどうでもいいような新エピソードが盛り込まれていたりして、バランスが悪い。

そして後半はなんかダレにダレる。ウルフ金串戦は、ダブルクロスカウンターを見せるためだけの試合でしかなくなっていて(せめてどんな選手かというエピソードぐらい挟まないと...)、その割に時間的には、結構引っ張ったりもする。そのくせ、肝心の力石戦は、すごくあっさり風。うーん。

せっかく俳優たちが頑張っているのに(特に伊勢谷は、かなり力石っぽかった。ギラつき感がハンパない)、この脚本、この演出では少し可哀想じゃないだろうか。なぜジョーと力石は惹かれ合ったか。そこだけはちゃんと描かないと、この映画は成立しないハズだ。力石が無理な減量までするわけだから。

演出上最悪なのは、どう見てもパンチが当たってない感。ボクシング映画として問題外じゃないかな。ジャニーズ俳優にマジパンチを当てるわけにはいかないんだろうけど(じゃあ出るなって話だけども)、この画像では何も伝わってこない。CG感たっぷりのモーションピクチャーもなあ。相当よろしくないと思うがなあ。あと、どうでもいいけどジャニーズといえば、映画のポスターがWEB上に全然落ちてない。そこまで肖像を守る姿勢は立派かもしれない。

いい作品になった可能性があったのにもったいない映画だった。

[memo]
・子供らと「あしたのジョー」★★。
・フードコートで牛丼食べて、床屋へ。
・パスタの仕込み。K邸へ。家族連れの大パーティ。わいわいと。

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