2009年9月アーカイブ

はとなお会議

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「はとなお会議」は、2009年9月29日に東京都渋谷区の居酒屋「さいき」で行われた鳩山由紀夫首相(当時)と、クリエイティブディレクター佐藤尚之氏による会議。

概要
首相就任後2週間というタイミングで行われたこの会議がきっかけとなり、日本のコミュニケーションの在り方が大きく変貌をとげたと言われている。当時、広告代理店の社員であった佐藤氏は、たまたま参加したこの会議の席において「コミュニケーションの速度、あるいは質の変化」について、iPhoneやtwitterを示しながら首相に進言したと言われている。会議後、鳩山首相は、同席していた松井孝治内閣官房副長官(当時)に指示し、わずか5ヶ月という短期間で「国民相互の即時的情報共有及び情報交換の推進に関する法律」(いわゆるついったー法)を制定するに至った。ついったー法では、産業活性化を図るための基礎的素養として、ウェブリテラシーの向上を明確に位置づけており、その代表的コミュニケーションソフトである「twitter」の普及に寄与した。
2009年当時すでに「twitter」の利用者は増加傾向にはあったが、法の制定以降、鳩山首相が自らの世界観をつぶやき始めたのに加え、鳩山夫人が独特の宇宙観をつぶやいたことなども話題となり、爆発的な普及をみせる。2010年8月には登録者数が5000万人を突破しており普及率・普及速度でダントツの世界1位。twitter利用者の増加で、性別、年齢、あるいは組織や国籍等を越えたコミュニケーションが急速に活性化した。その後の日本経済の復興に大きく寄与したと言われている。(詳細は「はとなお景気」の項参照)。

「明日の広告」のベストセラー
鳩山首相が「民主党員必読の書」とコメントしたことから、佐藤氏の著書「明日の広告」がさまざまなメディアで取り上げられるようになり、発売から3年目の2010年2月に500万部を突破する大ベストセラーとなった。また「明日の広告」の巻頭で「映画篇/金城一紀著」を引用していることも話題となり、文庫本化された「映画篇」も100万部に迫るヒットとなった。

「Horohho」の失敗
当時、iPhoneの普及等により携帯電話のシェアを落としていた「au」が、新たなビジネスモデルとして、twitterにセカイカメラ的な機能を併せ持たせた新型コミュニケーションソフト「Horohho」を開発した。「Horohho」では、鳩山首相に似せたキャラクターを使用していたが、張り付いたような目と表情がまったく受け入れらず、早々に撤退を余儀なくされた。

「火星方形の夜」
佐藤氏は、2010年3月勤務していた広告代理店を退職し、作家活動に専念する。数年間は紀行エッセイ等を発行したのみであったが、2013年、満を持して発行した金城一紀氏との共著によるSF長編小説「火星方形の夜」が、300万部を越えるベストセラーとなった。2014年には、自称弟子かいしん、小泉今日子の主演により映画化され、同年の「キネマ旬報」読者賞を受賞している。

「火星儀」
はとなお会議の際、鳩山首相に火星儀を贈ったのが佐藤氏というのは誤り。正しくは、惑星科学者の松井孝典氏。歴史参考書等で「明日の広告」と火星儀を持った写真が使われることが多く、また「火星方形の夜」のイメージもあって誤認を与えている。

脚注
 1.「はとなお会議の夜はふけて」(小山薫堂著 2012年)
 2.「twitterから次世代zuritterへ」(Evan Williams著 2012年)
 3.「人生くるくる」(佐藤尚之著 2020年)

外部リンク

<memo>
・終日バタバタ。プロジェクトWの企画書修正。答弁書修正。美少女案件。
・危機管理現役+OB会。さすがに5年も経つと知っている人が少ない。それでも「同じ匂い」がする不思議。「どんどんじゅ」「天文館」。帰りのバスで山口君にバッタリ。

ポスターのデザイン

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廊下を歩いていたら、別のチームの後輩から「ちょっとだけ相談に乗ってください」と呼び止められた。何かと思えば、「ポスターのデザインで悩んでいる」とのこと。

聞くところによると、コンペにかける予算も時間もないなかでポスターを作らなくてはならなくなり、某社に「たたき台」となるデザインを出してもらったところ、全然話にならないものがあがってきたのだという。

見せてもらったら、あーらホントだ。これは使えん。ポスターっつーか、新聞の折り込みチラシ?...みたいなデザイン。これから〆切に間に合わせるには、せめて今日中に、持っている素材(写真やロゴ)を駆使して自分でラフ案つくらないとどうにもならない。

ぼくも別の打合せに向かう途中だったので、大まかな考え方だけを示して、あとから、手元にあったデザイン関係の資料を届けてあげたのだけれど、はて、彼はどんなアイデアを練り上げるのか...。つか、行き詰まるのか(目に見えるようだ)。

まあしかし、デザインの勉強したこともない一介の事務屋さんが、ラフ案から考えなきゃいけないというのが我が社の現実だったりする。とにかく自己研鑽に励むしかないのだな。しょーがない。ぼくもこれからラフ案作ってみるか。

↑などと、なぜか偉そうな一介の事務屋。

<memo>
・答弁書と関係書類。W企画の打合せ(磯)。A社へのアポ。祭原稿。
・昼休みに補聴器の改修申請(シェル部分)。
・家人が手話教室の日。ハナの迎え。夕食づくり(豚肉のケチャップ煮、キャベツとベーコンのスープ)。給食費納付。絵日記(4日分)。持ち帰り仕事。

職場の理解と協力

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我が娘・ハナ社長の入学まであと半年となった。

難聴で耳からインプットされる情報が圧倒的に少ないため、いまだに3〜4歳児レベルの会話能力しかない。これから小学校に入学して、授業についていくためには、日々の地道なトレーニングを重ねて、ひたすらボキャブラリーを増やしていくしかない。

現在は、4つの機関で言語指導等を受けている。小学校の「ことばの教室」、聾学校の療育相談、発達支援センターの言語指導、大学の音楽療法である。音楽療法以外は、親自身が「日頃の訓練方法」について指導を受けるので、必ず付き添いをしなくてはならない。

そこで、家人と協力して、平均して週に1回程度、2時間程度の時間休を取ることになる。どちらの職場も、とても協力的で、仕事に差し支えない範囲で、無条件に休みを取らせてくれる。ありがたい。

...とはいえ、家人が行けない場合や、機関側の都合で日程が変更になったりすると、立て続けに指導日が重なることがある。ここのところ3日連続でぼくが行くことになり、実質半分くらいしか職場に行けてない。さすがに、そういう日が続くと、思いっきり仕事に支障がでてくる。同僚にも負担がまわってしまう。自分でフォローできないというのは実にもどかしい。申し訳ない。

だけども、あと半年間は、娘のためにわがままを通させていただきたいのだ。仕事で迷惑をかけた分は、数日のうちに、取り返すから(たぶん)。ホント、すまんこってす。ごめんねごめんね〜。

<memo>
・「生きるコント2/大宮エリー(文芸春秋)」★★★。ちょっとなー。
・朝、ジジババ来訪。ハナ社長を音楽療法教室へ。
・後輩と企画書について打合せ。祭の部長案件。決算書。
・午後2時間の時間給で発達支援センターへ。聴力検査など。
・ハナを自宅に連れ帰って、ケータツの宿題を見て、ハナのドリルをみて、それから仕事へ戻る。2200。

金城一紀

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非常に寡作ながら、ぼくのハートにずっきんどっきん((C)小泉今日子)と突き刺さる作品を書き続けてくれる作家、金城一紀。なかなか次の小説を発表してくれないのが、愛読者の悩ましさ。まあ、出されるものにはハズレがないので、じっと待つのみ。

さて、そんな金城氏がオリジナル脚本を書き下ろしたのが、2007年放映の「SP」。先日、その映画版がクランクインしたとのこと。公開は来年秋。楽しみ。

といっても、実は、宮崎では放映タイミングがズレたので、見逃していたのだった。昨日、DVDを借りてきて改めて見始めたところ。まだ「Episode-Ⅱ」までしか見てないけれど、いやはや、これは傑作だわ。脚本がホントに素晴らしい。テンポのよさ、伏線のはり方、そして台詞のひとつひとつ。とにかく、ムダがない...というのはこういう脚本を言う。

岡田准一がまた素晴らしい。アクションの動きがとてもなめらかでキレイ。「秘めたる強さ」が画面から伝わってくる。男惚れする。

...まあ、残念な部分がないではない。意図的なのかもしれないけれど、画面が平板で、妙な「深夜ドラマ感」がある。警護課の部屋のリアリティのなさ、群衆シーンの人の少なさ、テロリストの部屋の安っぽさ...など。真木よう子のエロさを活かしきっていないのも頂けない(ここ重要)。本広め。

でも、そういった不満を払拭してあまりある金城脚本。岡田主演。残りのエピソードも楽しみに見よう。あと、脚本集も買わなきゃ。


余談1。金城一紀のブログが面白い。年1000本は映画を見る、というだけあって、視点が普通じゃない。あと、同じ映画を何度も見るというのが特徴。好きな映画は、20回でも30回でも見るらしい。ぼくなんか、一番繰り返しみた「カリオストロの城」でも、せいぜい10回ぐらいだ。そのぐらいの執拗さが小説や脚本には必要なんだろう。

余談2。さとなお師匠のベストセラー「明日の広告」の扉に、金城一紀の小説の一節が書かれている。これを読んだとき、なぜだか「やられたー」と思った。何をどうやられたんだか。

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<memo>
・午前中、メールの整理とか。
・午後は、庭の芝刈り。先週に引き続いて過酷な肉体労働。「小島慶子のキラキラ」を聴きながら。Podcastではあるけれど、AMラジオを聴きながらの芝刈り(刈り込み鋏と、電動草刈機の併用)で、気分はすっかり農業青年。
・SP Episode-Ⅱ。岡田君かっこいい。
「TSUTAYA」にビデオを借りに行ったら、木村カエラの新譜がレンタルに出ているのに気づいた。「お」と、そのまま引きずられるようにCDのコーナーへ。そういえば、「三文ゴシップ/椎名林檎」以降、新しい音楽を全然聴いてない。

つか、普段から、FMから流れてくるのをなんとなく聴いたりしているだけで、音楽とちゃんと向き合ってないなあ。そういう余裕がないなあ。

...などと考えつつ、結局借りたのは、木村カエラ、Superfly、KREVAの新譜、そして嵐のベスト盤(笑)。なんだよ、結局テレビ/ラジオから聴いてた曲ばかりじゃないかオレ。まあ、音楽情報に疎くなってるから新譜見てもピンとこないもんなあ(特に洋楽は)。

...んで、自宅に帰ってMacに読み込みしながら、Superflyを流していたら、横で絵を描いていたケータツが「めざましテレビ」のテーマソングに即反応。「♪ふんふん」と鼻歌を歌いだした。面白かったので、今度は嵐のベスト盤から、TVドラマ「流星の絆」や実写版「ヤッターマン」のテーマなどを次々にかけたら、絵を描きながらタテノリになってきた(笑)人は教えなくても、のってくると縦に揺れるらしい。耳慣れた曲の威力ってすごいな。

...ということで、当分我が家では「嵐」がヘビーローテーションとなる見込み。

<memo>
・朝起きれず。
・休日出勤。9:30〜17:00。企画書づくりに集中。
・仕事の帰りに「TSUTAYA」。珍しくCD借りてきた。。
・夜は録りためたビデオなど。SP第1話、コントキング、音楽寅さん、世田谷ベース、鉄旅...

セカイカメラ&TiltShiftGen

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iPhoneのアプリが楽しい。こんなの学生時代にあったら、学校なんて行かずにiPhoneばっかりいじってたろうな(...ま、映画とテレビと本ばっかり見てた訳で、あんまり変わらんのだが)。

昨夜も寝ようと思った矢先、ついったーで「セカイカメラ」の存在を知り、早速ダウンロード。今朝、宮崎市内を運転しながらセカイカメラを覗いたら、こんな田舎でも結構なタグが添付されている。思わず「うおっ」と声がもれた。まだ公開されて1日しか経ってないのにな。なんて時代だ。

TiltShiftGen」も凄い。誰でも簡単に本城直季っぽくなれる(笑)。近所の建物ではいまひとつだった。やはり上空からの俯瞰図がいいようだ。今度、高いビルにのぼってみよう。...って、いいかげん学生じゃなくて大人なんだから自重するように>自分。

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<memo>
・W企画についてチーム内打合せ。R社の出欠。某番組の確認。
・午後年休。「ひよこ組」。補聴器の調整。
・家人が急な飲み会。カレー。

名刺の管理

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久しぶりに名刺を整理した。

もともと名刺の管理は得意ではない。入社して最初の配属が「大きい仕事を発注する立場」のセクションだった。受注を希望する企業の営業マンが、毎日毎日やってきて、"ペーペー"のぼくにも名刺を置いていった。たった2年間の在籍だったが、もらった名刺を積み上げると、ぼくの身長を軽く越えたものだった。おかげさまで、名刺は、とりあえず「所定の箱にぶちこんでおく」ものとなり「名刺を管理する」という概念を学ばなかった(...というのが言い訳である)。

さて、今のセクションも、名刺を頂戴する機会が多い。しかも、単なる営業名刺ではなく、ほとんどが「何らかの交渉を進める・進めた相手」だったりする。年に数回、名刺の「棚卸し」をしているものの、それでも必要な名刺の所在がわからず、あたふたすることもある。仕事の効率がよろしくない。

そこで。今回は、整理の仕方を変えてみた。これまでは、相手の業態ごと(たとえば、「自治体」だとか「メディア関係者」だとか)に分けて整理していたのだけれど、大まかな分類はそのままに、「アーカイブ」と「アクティブ」とに、2分割したのだ。

イメージは、Gmailの「スター」機能だ。すべての名刺は大分類で「アーカイブ」化するのを原則とする。そのなかで、「今必要とする可能性が高いもの」だけを「アクティブ」なものとして手元に置くのだ。これだと検索スピードが格段にあがる......んじゃないかな。

ちなみに、使っているフォルダーは「コクヨカードケースミニ」。ファイル型のものと違って、差し替えが簡単なのがよい。また、マックスでも400人分という分量も多すぎなくてよい。当面は、これ1箱を「アクティブ」用とする。みっちり入れると隙間がなくて探しづらいので、まずは200名分くらいを「アクティブ」としてキープしてみた。さてどうなることやら。
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<memo>
・朝2時間年休。ハナの「きこえの教室」。随分語彙が増えてきたが、まだまだ。
・日和24回。テレビ収録段取。W企画、イソ協議。書類整理。名刺整理。2200。

伊勢えび祭

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県の東側全面が太平洋に面している宮崎では、夏の終わりとともに、「伊勢えび祭」の季節到来である。特に賑わっているのが、県北の伊勢えび海道と、県南の日南海岸であり、伊勢えびのフルコースを、5,000円程度で堪能することができる。

んが。もっとリーズナブルにいこうと思ったら、自分で買って来るのが一番。伊勢えびは、シンプルに調理できるのが特徴で、刺身、ボイル、炭火焼、味噌汁...といったあたりで十分楽しい。今日は弟がさばいたけれど、ぼくも伊勢えびだけはさばけたりする(宮崎県民の証)。

そんなこんなで、今日は親父が都農漁港から12,000円で買って来た伊勢えび20匹(1匹600円也!)を一族で堪能。大人6人子供5人だから、1人約2匹換算。小ぶりな伊勢えびとはいえ、納得の量である。うぷぷ。

やっぱり刺身が旨いな。ねっとり甘くてプリプリしていて、他の甲殻類にはない旨さ。残った殻で焚いた味噌汁がまたすごいダシが出てて、もう、ホントに、うぷぷ。宮崎の秋は伊勢えびが運んでくるのだね。

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<memo>
・「今日何する〜」というのが日課なシルバーウィーク。混雑は嫌、という時点でろくな選択肢はない。今日は家人の買物へイオン。グリーンファミリーとばったり。
・旭屋書店にて「本人」「プール」「クラウドコンピューティング仕事術」。
・ランチのアイデアもなくパスタ屋。まず。
・「ゲームがしたい」というケータツの要望を聞き入れてゲームコーナーへ。ド混み。特にポケモン。小銭を抱えたガキンチョが列。とほー。
・実家にて、伊勢えび祭。今日は実弟が伊勢えびをさばいた。

「スラムダンク」再読

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10年ぶりぐらいに「スラムダンク」を全巻再読。先日のプロフェッショナルを見て、突き動かされるものがあったし、ひょっとしたら、そのうち作者の井上雄彦さんに会える機会があるかもしれないからね(ジンセイはいつ何時何が起こるかわからない)。

たった1度通読しただけの「スラムダンク」だったが、記憶力の悪いぼくにしては、思いのほか、登場人物もストーリーもしっかり覚えていた。読み始めてすぐに「湘北」の世界観に没頭した。県大会の決勝リーグ以降は、まるで体育館のなかに一緒にいるような気分になり、気がつけば子供2人を5時間くらい放置していた(笑)

唯一、記憶と違っていたのは、「スラムダンク」が「爆笑ギャグ漫画」でもあったという点だった。「熱血青春バスケ漫画」の印象が強いけれど、ものすごーくセンスのいいギャグのオンパレードでもあったのだ。繰り返される桜木花道の「暴言」「暴動」がたまらなく可笑しい。腹を抱えて笑ったこともしばしば。「バガボンド」ではその部分がほとんどなくなってしまっているだけに、この可笑しさは貴重だ。

ゲラゲラと笑いつつ、熱くなりつつ、じーんと感動できる。初めて読んだときと同じ感想を今日も思った。「あー、バスケやってりゃよかった」。ホントに傑作だなあ。

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<memo>
・5時半起床。延々と「スラムダンク」読み。
・家人は仕事。午後から子供らと公園へ。

ヒットを生み出す最強チーム術

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キリンビール・マーケティング部長によるヒット連発の秘術書?

作者の佐藤章さんとは、2年ほど前、ぼくが章さんの講演会に参加したことから縁ができ、食事をご一緒させて頂いたり、仕事でも、あるイベントを共同企画でやらせて頂いた。そんなこんなで、NHKから太鼓判を押された"プロフェッショナル"とは思えない気さくさに甘えて、僭越ながら「章さん」と呼ばせていただいている。

さて、その章さんであるが、この2年の間にさらに「スパークリングホップ」「一番搾りリニューアル」「キリンフリー」といったヒット商品を出し続けている。その秘密は「最強チーム」にこそあるのだった。言葉にすると平凡だけれど、読めば読むほど、本書にある「最強チーム」は普通の企業ではつくれない。

章さんが「目利き」として突出して優れていて、「火知り(火を起こせる人=クリエーター・職人)」を活用する技術に長けているからこそ「最強チーム」になるのだ。そう。「最強チーム」は、あらかじめそこにあるのではなく、「最強チーム」になっていくのである。そして「最強チーム」に育てるには、単なるノウハウだけはない「現場の呼吸感」だとか「絶妙のサジ加減」が必要なのだろう

ここまで堂々と「ヒットの秘密」を晒すことが出来るのは、章さんの強い自負もあるのだとみた。まさに章さんこそ「確信犯的リーダー」である。社会人ジンセイの後半戦を迎えるにあたって、非常に学ぶべきことの多い書である。

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・家人の実家でだらだらと。
・「ヒットを生み出す最強チーム術/佐藤章(平凡社新書)」★★★★★。
・ランチ「縁ラーメン」。相変わらず愛想のいい奥さんだわね。

持ち家の責務:草むしり

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我が家は、北側と西側が隣家と密接している。塀を挟んで1mほどの「犬走り(緩衝スペース)」があるのだが、ここに雑草が生えっぱなしになっていた。ときどき、大きく伸びた雑草だけ「刈って」いたのだけれど、気合いを入れて、全部抜いていくことにした。これが、結構な労働なのだった。

カヤだとかタンポポだとか、まさに雑多な草が絡み合って生えている。それを1本1本抜いて行く。すんごい手間だ。特にカヤは根っこを残してしまうと、そこから更に、そしてすぐに次の芽が伸びてくるので始末に負えない。

まあ、「地中スコープ」でもない限り、100%根っこを断絶するのは無理だけれど、粘り強く1本1本抜いていく。ちょっとだけRPGの「ダンジョン」的な面白さもある。そんなこんなで、草をむしりむしり、「三文ゴシップ/椎名林檎」を都合3回聴いた。

このあと、街に出て飲んだヒデジビールの生は格別旨かった。有意義な休日だ。

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<memo>
・寝坊。夜更かしはいけない。
・朝食後、3時間半ほど、みっちりと家の草むしり。スッキリ。
・午後、山形屋ポケットパークに出店中のM女史を激励に。これからマクロビオテックを始めるとか。相変わらずですな。蔦屋書店。
・ケータツのアゴの傷。治療は終了。少し傷が残りそう。
・家人の実家へ。

エコ替え?

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随分前からトヨタが取り組んでいる「エコプロジェクト」。まだまだ環境問題がこれほど盛り上がっていない頃から、積極的に「低燃費車」の開発に取り組んでいた。さすが世界のトヨタである。素晴らしい。ぼくが20代後半の頃、当時電通にいた佐々木宏さんがプロデューサーとしてCM展開を始めていたのだけれど、一企業が地球規模の啓蒙活動をしていていることにひどく驚いたものだった。

そんな日本が誇るトヨタなのに、「エコ替え」とは、どういうことだろうか。低燃費車がどんだけエコか知らないけれど、新たに1台の車をつくるためのエネルギーと比べたら、小学生でもわかる「非エコ」じゃないか。もし、「買換え」にかかる総エネルギーを比較した上で、それでもエコだというのなら、「まだ乗れるけど、燃費のいい車にエコ替え」なんてなCMを流すべきでない。わけわかんない。

我が家の愛車/マツダMPVは、購入して早9年である。そろそろ買い替えてもいい頃である。が、トヨタのこの偽善につよく抗議するため、まだまだこの車に乗り続けることにしたのだ。もちろん、買い替える予算がない、というわけではない。断じてない。地球らぶ。

買い替えるかわりに、我がMPVに手を入れる。あちこちについた擦り傷を直したり、ヘタったバッテリーやらファンベルトやらを交換して、新車同然にチューンナップするのだ。まさにエロコジー。乗り潰すことが最高のエコだ。

今日、その見積もりがでた。総計40万円超。
...え。40万円超? 14万円ではないの? うーん...。

やっぱり、チューンナップも「非エコ」な気がして来た。トヨタの偽善に抗議するため、ここはひとつ中古車から、低燃費の中古車に「エコ替え」っていうのはどうだ。それはその、エコカー減税とやらの対象にはならないの?

<memo>
・家人は仕事。
・ハナ社長、帰って来たケータツと一緒に雑多なこといろいろと。児童クラブの申込(やっと空きがでた)、耳鼻科(ケータツは快方、ハナはまだまだ)、TSUTAYAにて返却&レンタル、ハンズマンで切れた電球の買換えなど。ランチはモス。
・ベッド用のサイドテーブルを。日曜大工、というほどでもなく。
・「ホノカアボーイ」★★★☆☆。原作の雰囲気は好きだった。映画版でも「ハワイの田舎」っぽい空気感が全編にうまく出ているし、レオ=岡田将生、ビー=賠償千恵子という配役もイメージ通り。んーでも、ビーさんがレオを好きだという表現が直接的過ぎたり、料理がもうひとつ目立たなかったり、なんだか惜しい感。
・「チョコレートファイター」★★★★★。この映画にかける情熱のレベルはなんだ!凄すぎる!

チキン南蛮のレベル

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チキン南蛮が宮崎県延岡市発祥の料理...というのは、全国的にはそれほど知られていないことかもしれない。「あのほか弁のメニューにあるヤツ」ぐらいの認識で。

ヘタをすると「唐揚げにタルタルソースがかかったもの」という程度の認識だったりする。実際、そういうチキン南蛮を出している店もあるし。でも、それじゃあ「南蛮」の意味がわからない。揚げた後、甘酢に浸してこそのチキン"南蛮"である。

宮崎県民は、他の県民には理解しがたいほど「チキン南蛮らぶ」である。もともと鶏が大好きな県民性に加え、あの「甘さ」が南国の風土にピッタリくるからだろう。当然、宮崎では「唐揚げにタルタル」なんてゲスものはない。そんな料理を出したら、すぐにクレームの嵐だ。

そんなこんなで、宮崎県内のチキン南蛮にハズレはない。宮崎においでの際は是非。あと、この半年ほどでwikipedia「チキン南蛮」の説明が5倍ぐらいに伸びている。ブーム?


TOKYO FIBER 09 ENSEWARE」行きたかった。
あと1週ずれてりゃ行けたのに...。

<memo>
・朝、整形外科へ。まだ痛みはあるものの、一応ヒビは埋まってきているらしい。ギプス解除の許可が...。よかった。ケータツはジジと一緒に皮膚科へ。やはり毛虫だとか。
・W企画の骨格、出発式フォローなど。
・ケータツはジジ宅へ泊。家人、ハナと3人で「森の赤ずきん」で夕食(チキン南蛮)。

愛のむきだし

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いやー変な映画(笑)。さすが?園子温監督。

くだらなて、下ネタバリバリで、でもなんだかものすごーくピュアなところに帰結するよなわけわからん型ムービー。強烈。何はなくとも、西島隆弘、満島ひかりの好演が素晴らしい。この二人でなければ、映画としてここまでの凄さが出せたか。ベストキャスティング。しかし、満島ひかりがこれほどまでにかわいいだなんて「ウルトラマンマックス」のときには気がつかなかったぞ。

いろんなものを詰め込みまくって、物語も流れも破綻しない。しかも4時間。この凄さは体感するしかない。おすすめです(ライムスター宇田丸師匠風に)!

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<memo>
・W案件の企画ねりねり。711案件協議。
・ケータツ、あっさりと恩赦。やさしい母。
・「愛のむきだし」★★★★★。

プロフェッショナル 井上雄彦

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録画していた「プロフェッショナル〜仕事の流儀」を見た。

井上雄彦氏。

こういうのを見ちゃうと、もう言葉をなくす。我が師匠さとなお氏に「およびもつかない」という言葉を吐かす凄み。先週の松本尚先生もそうだったが、自分の魂を賭しているヒトの迫力には言葉をなくす。「自分を高める」という意識で、本を読んだり、アートに触れたりしていることですら、「言い訳」だったり「安全な逃げ道」に逃げ込んでいるような気がしてきた。みうらじゅんなんてホントにただの楽しみじゃないか。 

なんだか「プロフェッショナル」という言葉を安直に使えないなあ。とりあえず、「スラムダンク」と「バガボンド」をじっくり再読する...というのがシルバーウィークの目標。

<memo>
・自転車通勤が気持ちいい季節。シネマハスラー(96時間)を聞きながら。
・決裁回り(W)及びHP契約書。日和。出張アポ。
・帰り道、蔦屋書店。「郷土LOVE」「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」「サバイバル時代の海外旅行術」「多読術」「サボテンのおなら」。
・ケータツ、今度は家人から雷。おしゃべりに夢中で、目の前のおかずに目もくれず(気がつかず)、好きな納豆だけでご飯と味噌汁を食べおえてしまった。作り手への感謝の念がなさ過ぎ。いつもは途中で気がつくのに、今日は全部終了しても気がつかず、家人がキレた。ごもっとも。
・「プロフェッショナル 井上雄彦」。

生活のリズム

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午後11時に寝て午前2時に目が覚めたり、午後9時に寝て午前6時に起こされたり...。生活のリズムがばらんばらんである。子供らには、「9時就寝。6時起床」ということを徹底させ、それなりにキープできているのに、親がこれではなあ。

まあ、9時間連続で眠れるということは「若い」ってことね...と喜んでばかりもいれない。予定したことが全然進まん。指のケガでいろいろストレスが多いけれど、それで疲れているんかなあ。

<memo>
・イベントフォロー。プロジェクトWの契約に向け最終調整。企画案ねりねり。内部資料決裁など。
・家人は今日から基礎講座。また半年間頑張りたまい。調理のできないお父さん。今日はレトルトカレー。CMMフーズの「香味野菜のカレー」旨し。

美少女を選ぶ神

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某・美少女を前にして、うちの社長が芸能界のことをこう喩えた。

「神は2度選ぶ」

お笑いとかミスコンなどで大賞などを取るのが「1度目」。
そして、その中でブレイクするのが「2度目」。

つまり、神様に2度選んでもらえないと、世の中には出て行かない...ということだ。なるほど。言い得て妙。でも、神様がなぜ「イモトアヤコ」や「オードリー」を選ぶのかはわからない。まさに神のみぞ知る...である。

まあ、この比喩は、芸能界に限ったことではい。
たとえば議員。1度目が当選。2度目が首長(あるいは総理)。
あるいは作家。1度目が出版。2度目がベストセラー。

...ってことは、うちの師匠も神に2度選ばれた男か。
超かっちょいい(たとえMacが直らなくても)。

<memo>
・朝、車を走らせていたら、バッテリーランプが点灯。しばらくするとラジオが突然止まる。さらにウインカーを出したら妙な音が...。ひーーー。ギリギリ駐車場まで保つ。怖。>速攻で修理を依頼。
・重要文書を作成していなかったことに気づく。おかしいなあ。とっくに作ってた筈なのに...。Oプロダクションとの打合せ等。
・某タレントの卵来訪。実物はすごかったり子供だったり...。期待は特大。

小林聡美うぃーく

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個人的に小林聡美うぃーく。

先週号のアエラ。

表紙。表紙のヒトへのインタビュー記事。カラーで主演最新作の「プール」の記事が4ページ。さらに飯島奈美さんの連載も「プール」関係。まさに小林づくしである。もひとつついでに最新刊のエッセー「アロハ魂」も本日読了。今、頭の中の70%くらいは小林聡美で占められている。

いつの頃からか(たぶん20代前半)、付き合いたいのは小泉今日子、結婚したいのは小林聡美...というのが鉄板のラインナップができあがった(バカって言うな)。


一度だけ、小林聡美・本人に会ったことがある。大学1年のとき、靖国神社の夏祭りでバイトをした。テント張りの大きな出店で、ビールケースを運んだりという裏方をやっていた。その店に小林聡美がやってきたのだ。マネージャーとおぼしき女性と二人で。

そのときは「軽くファン」ぐらいだったけれど、全然芸能人っぽくないフツーさ加減が妙に印象的だった。食べ終わった食器とかも自分からすすんで片付けてた。まわりは誰も気づいてなかった。そんぐらいオーラもなし。たぶん、このときの自然な印象がそのまま愛に変わったのではないだろうか(愛?)

結婚することはできなかったけれど(当たり前)、いつか小林聡美と茶でもしばけたら嬉しい。小泉今日子と3人だったらなおのこと最高だ。その瞬間、死んでもいい。らぶ。


そんなことより何より。新作「プール」は、宮崎では未公開なんである。九州で唯一の未公開。全国でも公開されないのは山梨、高知、愛媛、徳島、そして宮崎の5県のみ。うーむ。許さん。この高ぶった小林聡美モードをどうしてくれる。

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<memo>
・早朝に覚醒。午前2時(って、朝じゃねえよ)。8日分の日記を書く。
・子供らが朝の漫画/ヒーロー番組を見ている間にうたた寝。午前中はだらだら読書。
・昼飯はソーメン。すでにそれほど美味しい季節ではない。
・午後から公園へ。でもケータツの自転車がパンク?せっかくリン君も来てたのにいっぱい遊べずかわいそう。整形外科経由で帰宅。
・夕方、逃避的についったー。
・「アロハ魂/小林聡美(幻冬舎)」★★★☆☆。JALの機内誌で著者がハワイを訪問した記事を読んだのが数ヶ月前。その取材記が本書のようだ。のんびりした取材の、のんびりした記事。ひたすらうらやましい。

細田守監督の繊細さ

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「時をかける少女」を見た。昨夜「トップランナー」に細田守監督が出ているのを見て、そういえば、この映画を見てなかったことを思い出したんであった。迂闊だった。これほど素晴らしい映画を3年も放置していたとはね。

今更ではあるけれど、原作をとても巧みにアレンジして、細かなネタをたっぷりと仕込んだ脚本がまず素晴らしい。また、とても美しい風景のなかで、登場人物を独特のアングルで描いていく演出がまた凄い。名作「サマーウォーズ」の3年前の時点で、細田カラーはここまで確立されていたのだなあ。

めちゃめちゃ明るくて、ポジティブ一辺倒の話なのに、物語に奥行きがあってビターな余韻も残すという「見後感」は、細田監督の繊細なバランス感覚によるものだと思う。

同じく女子高生が主人公の「サマーウォーズ」は、バーチャル世界とリアル世界を大胆に共存させることでスケール感の大きい映画となっている。その点、「時をかける少女」では高校の中(というか主人公の周辺)だけで物語が進行していくため、やや矮小な印象もなくはない。

しかしながら、原作版少女?の存在で、見るものは「あの、時をかける少女」の世界とも繋がって、まるで2本の映画を同時に見ているような素敵な目眩を覚えるのだ(逆に言うと、原作もしくは原作に忠実な映画版やテレビ版を見てない人には、わからない感動だな)。

それにしても、細田監督。どんだけ入道雲が好きなんだよ。

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<memo>
・夜更かししたせいで寝坊。8時起床。
・のんびり朝食後、子供らを連れて病院巡り。耳鼻科。ケータツの左耳が痛いのと(チューブ周辺が化膿してた)、ハナの洟水と。続いて皮膚科。金田礼子先生のところが相変わらずド混みで午前中分が終了していた。そのまま3時間も並ぶ気にはなれず、空いている近隣の皮膚科へ。待ち患者ゼロ。こうも違うか。
・午後は買物。TSUTAYAにて「時をかける少女」「愛のむきだし」レンタル。ランチ「吉長うどん」。UNIQLOにてオーバーナイトボストン(×DIME)購入。旭屋書店にて「シネマ食堂」「アロハ魂」「生きるコント2」購入。ヤマダ電機にて「Snow Leopard」購入。アンクルベアーにてくまシュー購入。
・珈琲飲みながら、だらだらと読書。至福。そのまましばし昼寝。至福。
・夕食後、「時をかける少女」★★★★★。

命の現場〜ドクターヘリ

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今週の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、松本尚先生であった。

かれこれ、7年ほど前、ぼくは松本先生の講演をお聴きする機会があった。当時から全国のドクターヘリを牽引していた千葉北総病院を、防災ヘリの従事者たちで視察したのだった。

今でもそうだったが、当時の松本先生も熱い人だった。ドクターヘリの意義を語るだけでなく、消防をアジり、医療をアジり、行政をアジった。講演というより布教、説法だった。「命の現場」にいるものとしての熱い思いが激しく伝わってきた。松本先生の話は、そのままぼくの防災ヘリ導入への思いへと繋がった。

宮崎に戻ってから、ぼくは松本先生の「受け売り」を交えながら、あちこちでヘリの意義を語るようになった。消防関係者だけでなく、医療関係者にも。そのなかの一人、若くて意欲のあるK医師が、その後、松本先生の門下生になったのは、ある意味必然だったのかもしれない。松本先生と、ぼくが、K医師のジンセイを変えてしまったのだ。3年前、3人で飲んだときは(いや、ほかにもスタッフはいたけど気分的には3人で)、とても素敵な時間だったな。

...なーんてなことを思い出しながら、今でも現場を走り回る松本先生の勇姿を見る。K医師も背景として?ちらほらと映っていたし(笑)

フジテレビの「コードブルー」は、ドクターヘリの現場をドラマティックに捉えた優れたエンターテイメントだったが(松本先生が医療監修で携わっている)、やはりドキュメンタリーの迫力は凄い。こんなに内蔵を「でろでろ」と映していいのかNHK。んでも、それが救急医療の、命の現場なんだよな。凄し。

再放送は、14日(月)24:15〜。未見の方は、お見逃しなく。

<memo>
・師匠はそろそろバスかなーと思いつつ朝支度。早々に長文がUPされていることに驚愕。
・美少女の表敬をプレスリリース。R社の鹿児島支店開店祝賀会をアレンジ。コンペの結果通知。
・急遽、実弟とO君が来訪することに。ハナ社長、いきなりO君にベッタリ。そういう男が好みかよ。餃子とか焼きそばとか飲みつつ。0時まで。
今回、師匠とお話するなかで、ちょっぴりショックを受けたことがあった。それは、「まだまだなりたい自分への道のりは遠いのね(とほほ)」と気がついたからだ。

なりたい自分。漠然としたイメージではあったけれど、その中の二つの要素が、今回とても明確になったように思う。それはオープンであること。そしてフラットであること。


オープンであること。

今回、何度も師匠から「もっとオープンになれよ」と言われた。つまり、心を開いて、ありのままに受け入れろ...ということだ。

たとえば...。

ぼくは「師匠には我が家に来て欲しくない。蔵書とか見られると恥ずかしいし。」なんてな話をした。それは、ぼくの自意識として「師匠は、バカ本も読むけど、なんだか小難しい本も読んでいたりする。翻って、ぼくの本棚はバカ本ばかり。恥ずかしい。」ということがあるわけだ。もっと言うと、ぼくは他人の本棚を見て「あー、ひどいバカ本ばかりだなあ。」と思ったりしてるから、逆に自分が恥ずかしい...なんてな感情がわいたりしているのだ。アホだ。

ヒトにはヒトの価値観があるのであって、ぼくの価値観でヒトを判断するのは傲慢であるよな。オープンな姿勢がないと、弱者に対して(たとえば仕事なら後輩、家庭なら子供)、強権を発動してしまいがちだ。それって、ぼくが一番嫌いなことじゃなかったのか。古い価値観・自分の経験則で、ぼくの思いを封じる上司や親に、ずっと反発してきたのにな。まったく同じことをしようとしてるっつーことだ。がーん。


フラットであること。

これは師匠と話しながら思い浮かんだ言葉である。なんか、目線がフラットなのだ。上から目線、下から目線...というのがなくて、同じ目線にある。もちろん、「師匠」であるから、「自称弟子」へのダメ出しはあったりする。今回だって、ダメだしされまくりだった(泣くかと思った)。

でも、それは決して、自分の価値観の押しつけではない。師匠は、ちゃんとオープンに心を開いて待っていてくれるのに、単に反論できないだけなのだ(くそー)。つまりは、フラットであることはオープンであることと同じなんだろう。相手をそのまま認め、受け入れているのだから。

さはさりながら、他人と接していて、フラットな気持ちでいることはなかなかできない。社会的地位や立場、あるいは年収、家族構成、健康状態など、ヒトそれぞれだ。あと、恋人やヨメさんが妙に美人だったり、妙にエロかったりしたら、全然フラットな気持ちになれない。なれるものか。悔しい。ムカつく。許せん。

師匠がいろんなヒトに慕われ、著名なヒトビトと親しくできるのは、このフラットな目線に負うところが大きいのではないか、と思った。これほど無愛想なのに?、これほど一緒にいることが心地いいヒトはそうそういない(緊張はするけど)。


オープンであること。フラットであること。

しばらくは、呪文のように唱えながら、日日を過ごして行こうと思う。今更ながら自分を変えるために。そうしたら、いつの日にか師匠のように、とてつもなく幅の広い友人関係が出来たり、海森堂も3000万ヒットを記録したり、全国から講演のオファーが相次いで、しかも旅行先ではいつも晴れで、そのうち小泉今日子に会えたりもするかもしれない(意味がわかりません)。

<memo>
・半日年休。
・宮観に師匠をお迎えに。「おくのうどん」。天かうどんをお勧めしてみる。
・日南の海岸線をドライブ。「南仏に似てる」「町がきれい」「贅沢」「移住候補」。師匠から感嘆の声が漏れる。ジモティとして素直に喜んでおく。師匠の古くからの友人Kさんと合流。
・「小玉醸造」。M女史に無理を言ってアレンジして貰った。ぼくにとっても初めての焼酎蔵見学だったのでおもろ。全体にキレイに整理/掃除が行き届いている。杜氏の「こだわり」を聞きながら試飲できる至福...な師匠。お土産まで貰っちゃって。ドライバーのぼくは香りを嗅ぐだけ。むー。
・「間瀬田」。卵焼き。んまいよね。Kさんによると、10代目のご主人は未婚。しかももう60代ということでこの味が味わえるのはそれほど長くない。なんてこと。
・いったん職場へ。昼飯食い損ね。ち。美少女アレンジ。コンペの結果報告など。
・夕方県庁ツアーをアレンジ。昨夜一緒だったオレンジとともに。副社長とも会っていただけた。
・M女史も合流し(張り切って浴衣で登場)、「ととや」「天祥」「続人間」。午前1時過ぎに解散。
やべー

のみすぎー
たべすぎー
たのしずぎー

...とりあえず、あとで書きます。


帰宅して、こんなメモ↑を書かずにはいられなかったぐらい、楽しい夜だった。マゾとして。

今回、師匠に会うのは5回目、飲むのは2回目、ちょうど2週間前にお会いしたばっかり...ということもあって、なんとか極端に緊張せずに話せるようになった。でも、ゼロにはならない。社長の前でもそれほど緊張しないぼくなのに、師匠には緊張する。まさに弟子モードである。ホントは、師匠も緊張するらしいんだけどね。

初めて師匠の会社でお会いしたときも、二人で東京湾を見下ろしながら、「シーン」としたな。まあ、初対面だから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、お互いにブログを読んでいるわけだから、もう少し「すっ」と仲良くなるのかと思ったけど、全然そんなことなかった(笑) 懐かしいな。

それにしても、なにせ「さとなおcom」3000万ヒットの、そして「明日の広告」が10刷の、今ノリにノっている師匠であるからして、単なる「自称弟子」の身分で、こうやってお話させて頂くことを「うらやましー!」と思う人もいるんだろうな。ごめんなさいね。

でも、「自称弟子」には「自称弟子」なりの悩みもあるんです。なにせ、かれこれ7年ぐらい「自称弟子」のポジションからあげてもらえないんだから(泣) たまーにメールとかで「お前も弟子として○○しろよ」的な文章があったりして「おお!ようやく入門の許可が...」と期待しても、次の機会には「自称弟子」と言い換えられてしまふ。

まあ、意識してイジメているなら、それはそれで嬉しいような気もするけど(マゾなぼく)、師匠は、100%無意識。天才的なサドだ〜。こうやって、永遠の片思いが続くわけです。はい。

<memo>
・仕事はさておき。
・昼休みに「おぐら」に行ったら「今日から3日間臨時休業」の札。慌てて師匠に電話し、瀬頭店へ行ってもらうも、そちらも休み。時間がないということで「かぐら家」を御案内。
・夕方、「遊季」で飲みながら師匠を待つことに。混んでいるので席をうまく確保できずマスターにぶつぶつ文句言われる。
・1次会をアテンドしていた宮日新聞のA氏から「どうせなら合流しましょう」と言われ、遠慮なく。「てんびん」。かのS山恒太郎氏が通っている店らしい。
・2次会で「遊季」に戻る。A氏に加え、同じく宮日S氏、さらにオレンジも。突如人数を2名も増やしたので(そういうのは困るんだ...という話を言われたばかりだった)マスターの機嫌悪化。怒んないでよ。
・イキオイは止まらず、A氏がどうしても...という「味川」へ同じメンバーにて。しかし、ここで「味川」かよ(笑)美味しいけど。
・アルコールが得意でないオレンジがここで抜け、4次会は「ブルーツリー」。逆に、今回師匠を呼んだ宮日K氏が合流。午前1時まで。

朝型のリズム

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意図的に「朝型生活」に持って行こう、と意識している。でも、気がつけば、寝るのは午前様。起きるのは朝6時半。ダメじゃん。

<memo>
・自動車通。後輩Iが、ぼくの構想(妄想)を綺麗な1ペーパーに。素晴らしい。チーム内、農政にこのペーパーでプレゼン。大筋了解。美少女日程。スケジュールなど。
・家人は手話。今日は弁当ご飯(だって料理は無理)。
・「プロフェッショナル 仕事の流儀」松本尚先生。やはり凄いなこの人。

ついったー

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長い文章が打てないので(打ってるけど...仕事で)、twitterを始めてみることにする。つか、先日、師匠から「やれ」と言われたので。

コレっす。

まだ、何が何やらわからない。広瀬香美や、カツマーがわーっと一人で書いてたりして、たった25人くらいをフォローするのもめんどい。どうしよう。

とりあえず、メモ代わり。

<memo>
・某コンペの採点。順位は予想通り。だが、トップの企画も全然合格ラインにない。さて、どうするか...を試行錯誤。考え方を整理。
・某親友から驚きのメール。それへの返信。

アイの物語

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前から読みたかった本。SFなのに(?)、このわかりやすさ。この物語性。このコーフン。素晴らしい。この作家、しばらく追いかけてみたい。

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<memo>
・家族が皆、車を掃除したり、庭に野菜を植えたりしているのに、優雅に読書とか、テレビとか。録画していた「日曜美術館」「音楽寅さん」「世田谷ベース」「こども手話ニュース」など。午後はケータツの抜糸。
・「アイの物語/山本弘(角川文庫)」★★★★★。
・「天然コケッコー」★★★。随分前に、CSで放映されたのを録画していた。夏帆も岡田将生も、いい感じ。

不幸のずんどこ警報発令中

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今週、小さなアンラッキーが次々に発生。

・日曜日:ケータツがプールの滑り台を"のぼって"いて転倒。アゴを強打し、パックリと裂傷。9針を縫う。

・火曜日:ぼくが尿管結石を再発(?)。一晩もだえ苦しむ。が、レントゲンでは石が確認できず、血尿もなく、結局、痛みの原因は不明。症状は軽くなるも、今日現在も痛みは続く。

・木曜日:最近やたらと「自分のミスを認めずに屁理屈をこねる」ケータツに、「ゴンッ」とゲンコツをしたら、ひょいとよけられて変なところが当たり、ぼくの右手小指の骨にヒビが。全治3週間。


1日おきに結構な医療費を払っているよ。X線浴び過ぎ。

箸もまともに持てないし、字も書けないのでとても不便。いや、そんなことより何より、キーボードを打つのが大変(泣)。↑これを打つだけで右手がツリそう...。ずんずんずんずん、ずんずんどっこ。

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<memo>
・なぜか朝3時半頃に目が覚めたので、そのまま起きて、一本指で上記を。そのまま読書。
・午前中は、掃除洗濯。重いものが持てないので、もっぱら庭の芝刈りを(もちろん芝刈り機で)。あと、左手で雑草抜いたり。汗だく。
・午後から買物。先週、10年目の電子レンジが壊れたので、買い替え。型落ちのヘルシオ(30L)。業務用っぽい外見もナイス。定価の半額。あと10年よろしく。
・夜は、家人の手話仲間が遊びに。熱心に盛り上がる夜。

骨にヒビ

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<memo>
・朝、腫れが手の甲全体に広がった感じ。痛い。診療開始時間が一番早い「O整形外科」へ。結局、右手小指の根元にヒビが入っていて、全治3週間(泣)。
・職場に復帰するも、右手は人差し指で打つので効率悪し...。

ゲンコツ事件発生

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<memo>
腹の痛みは徐々に治まりつつあるが、残っている。単なる腹痛ではない。では何なのだ。
・家人が手話サークルに行っているので、定時退社で子供の迎えと、ケータツのあごの治療。帰宅し、軽くキャベツのチリメンなども作りつつ、残り物のカレー。
・食後、ケータツの宿題をみてやっていたら、間違いを発見。指摘すると「そうじゃなくて...」と屁理屈をこねる。間違いを認めようとしないので、ついに鉄拳制裁。んが。打ち所が悪く、右手小指の付け根を痛める。

腹の痛み緩和

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<memo>
復帰。ときどき腹が痛む。
・こまごま雑務の処理と、総合Pの組み立てをどうするか。

激痛にて年休

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<memo>
・朝方3時、猛烈な腹痛で目を覚ます。最初、下痢?と思ったが、痛みの種類が違う。もっと奥の方(どこの?)が、絞られているような痛み...。これは以前にも感じたことがあるような...。
・家人も午前中休んでくれて、「K総合病院」。グレーの診断。とりあえず、自宅で安静に過ごす一日。
・結局、夜の手話教室も休んで貰った。すまん。