アートなどの最近のブログ記事

キッズセーバー

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NPO法人「キッズセーバー」が主催するワークショップへ参加してきた。

ひょんなことから宮崎と縁ができたカメラマンの蓮井幹生さんが昨年からスタートさせたプロジェクト。カメラ、という道具を手にしたとたん、自由な表現者になっていく様が面白い。蓮井さんは、絶対に「ダメ」って言わない。「素晴らしい」「いいね」「かっこいいな」「かわいいね」。ひたすら肯定的な意見だけを述べる。

普段はぼくからダメ出しばっかりくらっている我が子どもらも、寝っ転がったり、見上げたり、激接近したりして、いろんなものを「撮ること」の楽しみを満喫したようだ。残念ながらどの写真もあまりパッとしないのだが(だから否定すんなよ)、比較的面白かった写真を掲載しておく。ちなみに上が蓮井先生チョイス、下がお父さんチョイス。

<ケータツ>
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【蓮井先生】元気にあふれているね。力強いね。

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【お父さん】※撮影の為、特別に土台によじのぼっています。石井先生ごめんなさい。


<ハナ>
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【蓮井先生】ポートレイトで、なかなか「つむじ」に注目しない。視点が素晴らしい。

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【お父さん】足かぁ。好きだねえ、ぷにぷにするの。特に親指がかわいすぐる。

[memo]
・図書館へ。ケータツは「西遊記」5巻。はまってるなあ。
・「キッズセーバー」主催のフォトワークショップ。昨年に続き講師蓮井さん。講義>実習>講評>チェキ実習>修了証。今年も楽しい1日になった。
・投票。tsutaya。「なべしま」。久しぶりに言ったら高くなってた。11,000円超。

美しい女たち

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雑誌「Pen」の特集「美しい女たち」。

武井咲の凛とした美しさに惹かれて思わず手にしてしまった。国民的美少女コンテストの頃は、まさに「美少女」。涼しげな顔立ちが印象的だった。そんな美少女も、わずか数年ですっかり大人っぽくなった(それでもまだ10代だが)。

掲載された写真には、美しさの中に成長過程の緊張感が満ちている。強さと儚さが混在しているような(カメラマンは瀧本幹也氏)。女優/タレントとして、美少女同期の忽那汐里に先を越されていた感もあったが、「TSUBAKI」のCMに起用されて俄然注目度があがってきたようだ。今年はこのまま大ブレイクするのだろうな。

しかし、この号の見所は、誰よりも井川遥である。同じく特集されている、今まさに旬の水原希子、吉高由里子がまったく霞んでしまうほどだ。この井川遥の美しさはちょっと尋常でない。結婚、出産を経て、印象が変わって来たところではあった。ケータツがハマってみていた「フリーター、家を買う」というドラマにも出ていて、「あれ?こんなにきれいな人だったっけか?」と再認識してはいたけれど、この写真にはビックリ。なんと艶っぽいことか。

カメラマンはレスリー・キー氏。もともと艶っぽい写真の巧いカメラマンではある。以前、モーニング娘。の安倍なつみを、ものすごくきれいに撮っていたことがあったなあ。あの写真はベストオブなっちだったなあ...なんてなことまで思い出してきたぞ。

しかし、美しい女性というのは、いつの時代でも素晴らしいアートである。井川遥の最後の写真は、額に入れて飾ろうかとも思ふ。

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[memo]
・ガイドブックデータ整理。知事室にて準備もろもろ。
・東国原知事退任。玄関前でお見送り。21:00。
・「つながる技術/小山薫堂」★★。
・アフロ

根津美術館

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打合せの間が1時間ちょっと空いた。場所は表参道。

銀座〜有楽町界隈なら、アップルストアだの、ヤマダ電機アップル売場だの、ビックカメラアップル売場だのと行くところがあるのだが、表参道か。はて...。

んで、古美術中心という展示内容にはまったく興味がないまま「根津美術館」へ。お目当ては隈研吾建築の建物と、施設内の庭園である。

これがやはり素晴らしかった。長いアプローチにある竹の風情や、前面がガラス張りになって庭園と一体化したロビーの解放感など、こぢんまりとした中にも広がりのある空間づくりがなされている。

つか、やっぱり庭園が素晴らしいよ。自然の傾斜を活かして、池や茶室が配置してあり、散策するだけで時間を忘れてしまう空間である。すぐむこうに六本木ヒルズが見えるのも趣深い。ちょうど紅葉も見頃で¥1,000の入場料は、この庭で元を取れた。

庭園を見下ろす「NEZUCAFE」も素敵な空間である(高齢女史の占有率が高い点は除く)。柄にもなく抹茶ラテとか頼んでしまったほど。まるでショートトリップに出かけたくらいの満足感だった。

[memo]
・TJ打合せ。
・M社I女史と打合せ。大崎。
・ランチ「鳥政」。表参道。
・N氏事務所社長、マネージャーと打合せ。表参道。
・根津美術館の庭を散策。NEZUCAFEで小休止。表参道〜恵比寿間を散歩。
・Kシェフのレストランで打合せ。恵比寿。
・羽田空港nanas green teaにて抹茶パフェ。至福。
・帰宅してみると、ミカちゃん来訪中。ロール&ロール。

村上隆のエネルギー

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今月号の「美術手帖」は村上隆特集。

パリのベルサイユ宮殿で開催中の「MURAKAMI VERSAILLES」展について、かなり詳細なレポートを掲載している。

この展覧会、一般の報道では「反対デモ」みたいなものしか見かけたことがないけれど、WEB上ではかなりポジティブに盛り上がっている感じが伝わってくる。水庭に鎮座するオーバル・ブッダは、ちょっと呆れて、笑ってしまうぐらいポップだ。東京なら、絶対見に行くんだけどなあ。パリかあ。

展覧会の記事も面白かったが、一番興味深かったのが、村上隆率いる「カイカイキキ」の制作システムが詳細に取材されている部分。それは美術の創造というより、アートの工場的な印象を残す。

埼玉県にある工房では、15名のスタッフが24時間体制で作品を制作しているのだという。詳細な工程表があり、詳細な指定事項があって、スタッフらは共同して作品の制作にあたる。村上隆一人が目立っているが、これは物凄く高度に専門化されたチームプレイなのだ。

考えてみれば、映画だって音楽だって大勢のスタッフで制作される。たとえば音楽であれば、「音」そのものを生み出すのは個人(アーティスト)かもしれないけれど、そこにアレンジを加えたり、音に厚みを加えたり、バランスをとったり、CDのジャケットを描いたり、PVを撮影したり、編集したり、営業にまわってCDショップに置いてもらったり、あるいはiTunesに乗っけてもらったり...と、いろいろな人の手を通過する。アートだって、そういうチームプレイであっていい。

まあ、カイカイキキの場合、村上隆の独占的なトップダウンであって、村上の思想を具現化するためのチームなようだが。しかし、このエネルギーたるや、凄いものがあるなあ。作品の好みはさておき(ぼくは達磨や龍の絵が好き)、このパワーは圧倒的だ。今回のAPECでは千住博さんの滝の絵がやたら出てきたけど、村上隆のスーパーフラットを背景に持ってきた方が盛り上がったかもよ。

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[memo]
・アサイチで友人から素敵なPV(未公開)が届く。感動。
・M小の創立記念日で、文化祭的なもの。娘は「大きなカブ」を輪唱。上手にできますた。
・出店やバザーを楽しむ子供ら。リンコの世話に明け暮れる自分。
・帰宅後、Run。21km。6'00。遅い。
・TBSオールスター感謝祭でオーダーした宮崎牛ですき焼き。んまい!

写真のワークショップ

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広告会社「タグボート」が主催する「キッズセーバー」プロジェクト。その応援プロジェクトである「キッズ・フォト・チャレンジ」に参加してきた。

講師は、フォトグラファーのM.Hasuiこと蓮井幹生さんと、デザイナーの日高英輝さん。写真のしゃの字も知らない(?)子どもたちを相手に、とてもやさしくわかりやすく説明してくれる。講義+撮影会+全員の講評+工作という充実の内容だった。

撮影会が盛り上がるのは、まあ当然としても、全員(25人)の講評なんて、1時間半ぐらいかかったけれど、二人のあうんの掛合いがとても面白いから、子供たちも楽しんで見ていた。ピンホールカメラの工作も、原理は知っていたけど、実際につくってみたり、やってみるのは初めてなので、大人たちも一緒に大興奮。お土産に「プリントされた作品」まで貰った。夏休みのいい思い出になったことだろう。

蓮井さんの言葉で印象的だったものをメモ。

「みんな。今日から将来の夢はカメラマンにしよう。みんなでカメラマンになろう。意外と「自分は何になりたいか」なんて大人でもわからないもの。だったら、とりあえず「カメラマンになりたい」にしておけばいい。仕事として食べられるかどうかはわからないけど、楽しいことであることは間違いないから。」

[memo]
・写真ワークショップへケータツと。U太郎も。ともにパンダチーム。
・終了後、「ぼうけんミュージアム」。
・Ebi隊長宅にてスタッフ打ち上げ。アーミーコスプレ大会。ヤスコさんとのバカトーク。ヨシミさんの発明魂。マミちゃん激かわ。
朝1便で上京。午後からの打合せなので、2便でも間に合うのだが、台風で便が乱れることも考慮して早めに出発。おかげで午前中がぱっくり空いた。

すると友人が「ブリューゲル展行こう」と誘ってくれた。持つべきものは友。これがちょっと面白かったのだ。

17世紀という時代が、手に取るようにわかるいわゆる「風俗画」だったり、人生の機微を伝える「寓話画」だったりと、作品のひとつひとつに「物語性」があるので、絵画表現そのものの面白さだけではない見ごたえ、鑑賞しごたえがある。大きな絵であればあるほど、細部にいろんな仕掛けが施してある。

版画ならではの細やかな表現も見ごたえがある。ながれゆく雲、うねる波頭、光の当たり方などが、細い線描の重なりで描写される。

そして何より、ジョージ・ルーカスや宮崎駿に繋がる「奇妙な生き物=クリーチャー魂」みたいなものの凄さ。ちょっと脳の回線が変に繋がっているっぽい w

惜しむらくは、夏休み中で、それなりに混んでいるのと、みんな絵の前から動かないこと w

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[memo]
・朝1便。渋谷文化村。
・T社にて番組打合せ。TJのTさん、GMのNさん同行。条件・課題が多いな。でもぜひ実現したい。
・G社へ書類の受取に。ついでに根岸美術館に行こうと思ったのに休館日。残念。
・1便早めてSNA61便で戻り。

マン・レイと佐藤雅彦

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出張の空いた時間(といっても昼飯を抜いただけ)を利用して、「マン・レイ展」と「佐藤雅彦展」をはしご(同じ六本木だったので)。所要時間40分+30分。我ながら邪道だなあ。それでも短時間なりに収穫はあった。

マン・レイ展」。クールで幻想的なセクシー写真家...という断片的なイメージしかなかったマン・レイ。代表作しか知らない...というのは実に危険なことだな。彼は写真という枠に囚われない(むしろそこから超越しようとする)アヴァンギャルドなアーティストだったのだ。

ミロやらピカソやらに感化されて?、まるでそのまんまな絵を描いてみたかと思えば、独自の手法を開発してものすごくエッジの効いた写真を作り出したり、なんだかとても無邪気だ。かと思えば、「自由な手」なる連作などは、シンプルながらとても表情豊かだ。この貪欲さは凄い。映画などもじっくり見てみたかった。

佐藤雅彦ディレクション これも自分と認めざるをえない展」。平日昼間なのに、それなりに混んでいた。この展示は、ひとつひとつを自ら体験して「感じる」ことが大事。なのでひとつひとつが当然の行列。ああ、時間がないのが残念。

それでも「属性」という視点が抜群に面白かった。身長、体重、性別、年齢、表情、指紋、虹彩、神経、経験、癖...などなど、さまざまな「属性」のなかに「自分」がある(ハズである)。その「属性」とは自分にとって「拠るべき」ものなのかどうかを問いかけてくる。

ちなみに、佐野研二郎や軽部真一が来場していた(笑) それ自体が彼らの「属性」を物語っているようで(もちろん笑っている自分も)面白かった。

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[memo]
・ANA602便。
・R社。すごく魅力的な提案を複数頂く。ご贔屓頂いてあり難い限り。前向きに検討。はなこぐまさんとも初対面。打合せ後、第2タワーのロビーを視察。ほほー。こちらもぽいなあ。
・GD社。提案第1稿。素晴らしい。シンプルで力強い。ただ、これを認めさせるのは相当な努力が必要(ぼくの)。頑張ろう。
・「カルネ屋」。美味。肉もパスタもデザートも。

「Pen」ヌードは、美しい。

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羽田空港で、この美尻に誘われるままに購入w 。レジが若いお姉さんでも全然恥ずかしくないのは、「Pen」という雑誌のアート性なのか、単にぼくがおっさんだからか。

宗教画からファンションフォト、舟越桂まで網羅するあたりは、さすが「Pen」。「浴女/アングル」、「裸のマハ/ゴヤ」といった鉄板ものも、改めて「ヌード」という意識で鑑賞すると、やはり「官能」の表現であることを再認識させられる。ムンクのヌードなど相当に悩ましい(小さい写真なのが残念)。これはいつか実物を見てみたいな。

でも、官能とエロとは、近いけれど、遠いのな。官能的な作品は、官能的であればあるほど、そこで完成されていて、想像力が拒絶される感がある。エロには想像力の付加がないとな。あと官能は鑑賞するもの、エロは実践するものw 

いずれにしても今号の「Pen」はお買い得。第2特集の「シャガール」も見どころ満載。あと、今号に登場するマン・レイは、展覧会が国立新美術館で開催中。これは是非見たい。同じ六本木だし、佐藤雅彦ディレクション展と併せて、なんとか時間が作れないかなあ。

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[memo]
・最近の休日は毎度朝寝坊。昨日は早く寝たのに。8:00起床。
・「北斗の拳」7-9「鋼の錬金術師」10-12
・庭の草刈り。明日は天気が悪いらしいので、ドピーカンのなか。終了後、シャワー浴びて、即効ビール。まだ午後4時。素敵な時間。そして昼寝。
・「ちりとてちん」86-91。まさか「喧嘩をするな。仲良く暮らせ」の台詞で泣かされるとは。凄いなこのドラマ。
・師匠のブログで、「うまひゃひゃ」の帯に黒木瞳さんがコメントを寄せていた理由がわかる。そうだったのか。なんだか派手な人生だなあ師匠。

素敵なモレスキンノート

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モレスキンって何がいいのか全然わからなかったのだ。ただの手帳じゃん。ゴムがついているだけじゃん。...と思ってますた。

で、「Moma Shop(表参道)」で開催中の「Detour展」を見て目から鱗だったのだ。Detour展は、著名人が実際に使ったモレスキンを公開しているもの。アイデアメモ、スケッチブック、スクラップブックなど、使い方は様々である。そうやって人の手を経て、ぎゅっと中身が詰まってくると、とたんに「かっこいい」道具になるのだね。

手帳から紙を切り出して立体模型をつくったものとか、全編に写真を貼付けて写真集みたいな使い方をしているのも、面白かったけれど、実は一番オーソドックスな「アイデアメモ」的な使い方をしている手帳が一番すてきだった。

深澤直人、押井守、西沢立衛、伊東豊男といっ作家性の強い人のノートが、思考の流れが見てとれたリ、アイデアを具現化していく一瞬が垣間みれたりして、印象深かった。アーティストはメモまでアートなんだな。11月4日まで。

[memo]
・なんだこの慌ただしさわ。
・Rトラベル打合せ。日和。R社表敬調整。S氏用務調整。JA打合せ。
・K連との懇談。
・4日分の絵日記。

アートの森と、蜷川実花

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ふと思い立って、家族で「霧島アートの森美術館」へ行って来た。高速を使って片道1時間半ちょっとの道のり(高速代金1000円也)。意外に近いんだなあ。

高速を降りて、山道をのぼっていくと、案外地味な感じで迎え入れられる。実際には、草間彌生のド派手な「花」や「ハイヒール」がどどーんと置いてあるのだけれど、広大な自然の中では、真っ赤に白の水玉なんかが、案外としっとりした印象すら受けるのである。いいなあこれ。

広い園内を散策しながら作品を見て回ってみると、自然と闘うのではなく、自然と溶け込もうとする作品ばかりなのが面白い。入場料も激安だし(大人300円)、近所にあったら、季節ごとにピクニックに出かけたいスポットだな。

カフェでランチを食べたあと、同施設内で開催されている「蜷川実花展」を見る。前半に著名人のポートレイトが並んでいて、楽しい。本人の魅力を引き出している...というものではなく、むしろ蜷川ワールドの素材として加工している。特に、土屋アンナや栗山千明は、素材としての相性がとてもよいという印象。

蜷川実花といえば、よく取り上げられる金魚も面白いっちゃ面白いけど、造花を題材にしたものが、鮮烈な印象があった。無機物なのに、妙な生々しさがあるのは何なのだろう...。

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<memo>
・朝寝坊して7時半起床。みんな起きてるし。
・「霧島アートの森美術館」★★★★★。「蜷川実花展」★★★★☆。
・帰る途中で「ブラザー理容」。夏頭。