2010年9月アーカイブ

ヒトは曖昧なもの

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ヒトは曖昧なものである。

完全なる善人や、完全なる悪人はファンタジーにしか存在しないのであって、どんなヒトであれ、それぞれにいい面・悪い面があるものだ。

なんだか「公」の仕事に就くものは、完全なる善人を求められている気がするな。知事という職業を目指すヒトに功名心がないわけがないじゃない。野心家に決まっている。自分が大好きで、名声を欲っし、歴史に名を刻みたいとか思っているハズ。

だからといって、郷土を思う心、他人の痛みを感じる心、ヒトを思いやる心が全然ないってこともないだろう。両方しっかりともっているから、人気があって、人脈もあって、希有な存在として注目されるのだろう。

文春やら新潮やらが、嬉しそうに知事批判の記事を書いているのを読むにつけ「そんなB級ドラマのような...。アホ〜」と思うのである。ステレオ野郎め。とかいいつつ、そういう下世話話も嫌いじゃない自分もいたりするんだけどね...ほら、ヒトは曖昧なものだからさ...とかなんとか、オーバーワーク気味で帰宅して、缶ビール1杯で酩酊。ぐはー。

[memo]
・ポスター配布(県出先)。新規予算打合せ・修正・積算見直し。企画コンペ〆切日で4社からプレゼンを受ける。評価準備。F社案件打合せ。もろもろ付帯企画打合せ。T配給社来課。T社感謝祭案件調整。0:30。
・今日の大マルシェ。豚味噌、大玉梅干し、親子お好み焼き、門川の魚揚げ。

不出馬

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ふむ。まったくの想定通りなのに、なぜか強い脱力感。

再び「しがらみ」な世界へ戻ることへの拒絶反応か。

全国区の顔を失うことの寂しさか。


知事の最大の功績は、外に向かって、宮崎県の存在を強力に知らしめたことであり、内に向かって、しがらみなき行政主導の組織をつくったことである。これほど「純粋」に仕事ができた時代をぼくは知らない。もちろん、個人的に「合わない」部分はあるけれど、あくまで個人的な問題に留まっていたことが素晴らしい、と思う。

すでに県民の関心は「次」に移りつつあるのかもしれないな。現市長、元市長らが張り切っているようだし。でも、ぼくにとっては残された期間、どれだけ一緒にいい仕事ができるか...という大きな課題がある。外に向かって。

うむ。残り4ヶ月。


自分メモ〜「ふたたび、時事ネタ/斎藤美奈子(中央公論社)」から抜粋〜

宮崎県は九州七県のなかでもたぶんもっとも「割を食っている県」である。そもそもパンチのある観光地に恵まれていない。北に高千穂、南には日南海岸という古くからの景勝地があるが、大分県や鹿児島県のビッグメジャーな温泉地に比べてパッとしない印象は否めず、しかも県北部と南部のアクセスがおそろしく悪いときている。そのせいか、傍目から見て宮崎県最大の観光資源は東国原英夫知事その人だったりするのである。...略...

その東国原知事が、任期半ばで国政への転身を考えているという。...略...日本中があきれた瞬間だったと思うが、わかるよ私は。宮崎も知事本人も、だってこのまんまではどげんもならないもん。...

=2009年7月「DAYS JAPAN」=


片山総務大臣会見(9月28日)

問:宮崎県のですね、東国原知事が、今期限りでの退任の意向を周辺に示されていまして、...略...同じ知事を務められた立場として、何か4年間の評価とか...、コメントがあれば

答:幾つか感想はありますけどね。一つは私が知事をやっていたときと似た面があるなと思って見ていました。...略...

私の個人的な感想ですけれども、少なくとも鳥取県は非常に認知度の低い県でありました。宮崎県もそういう面があったと思うのですけれども、そういうときに全国発信をして、宮崎県の存在感をうんと高からしめたというのは、宮崎県民の皆さんにとっては非常に心強かったと思うのですね。...略...

あと口蹄疫は、...略...大きな、災害というと語弊があるかもしれませんけれどもね。そういう性格のものだっと思うのですね。私も鳥取県で、ちょうど今から10年前なのですけれども、2000年の10月6日に、鳥取県西部地震という大地震に見舞われまして、そのとき、いわば災害復旧の最高責任者として仕事をしなければいけなかったとき、本当に苦しかったと言いますかね。...略...

一番重要な仕事で、結果として一番やり甲斐のある仕事だったのですけれども、渦中においては一番苦しい仕事でした。東国原さんも口蹄疫の対策というのは、彼にとって、多分、一番厳しい試練だったと思うのですよね。そういうことには深く共感をします。

[memo]
・ポスター配布(市南部)。支払事務。F社案件。公告準備。
・楠並木マルシェ2日目。ぎょうざバーガー。
・不出馬表明後の記者会見。2時間弱。ある意味、エンターテイメントな会見。
・鹿児島作戦を検討。宿。日程。食事。

進化する森本千絵

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Commercial Photo」10月号は、アートディレクター・森本千絵の特集。森本千絵、大好きなのだ。先日も書いたように、彼女の手づくり感がたまらなく好き。今回の特集を読みながら、あらためてその特別な才能に感じ入っている。

そのひとつが、NHK「てっぱん」のオープニング映像(ココで見れます)。第1回目の放送を見たときには、正直ちょっとガッカリした。なんだかパッしない振り付けの踊りを踊っているだけの、冴えない映像、...だと思った。

でも、あとで「視聴者参加型」と知って、印象が逆転した。なるほど。これは進化するオープニング映像なのだ。あえて思いっきりベタな振り付け(これはカツオのゆらめき、これはコテでの裏返し...的なベタさ)にしておいて、「オレも踊ったろ!」という参加意欲をあおっているわけだ。

徐々に一工夫も二工夫も凝らした熱心なダンサー?たちが増えていくことだろう。保育園児の踊り、アロハチームの踊り、ヒップホップの踊り、新体操チームの踊り...などなど。その進化を視聴者として、参加者として楽しむことができる。なるほどなあ。

そして実は、このお好み焼きのシルエットがいい。シンプルなのに、とても印象的なデザイン。なにげに、両側の湯気が手になり、コテが足にもなってヒトのようでもある。実際、ちょっぴり踊りの振り付けも見せている。なるほど。

まだまだ彼女の仕事は面白くなっていきそうだ。

[memo]
・ポスター配布段取。一部配布(関係課、市内、出演者)。大マルシェでひむか本サバ寿司。新規事業修正。22:00。

元気を産もう。

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[memo]
・会計処理で細かいチェックが。委託説明会。ポスター配布準備。新規予算案作成。F社企画調整。J社企画調整。I氏日程調整。23:00。

調子悪い...

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今日も調子が悪くてだらりんこ。

秋の味覚、さんま。

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なにやら説明中の長女。聞き入る次女。


何の話かは教えてくれず。ガールズトーク...?


[memo]
・凛子とベッタリな1日。

片頭痛

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調子が悪いので、だらりんと。

夕食のイワシ丼が美味しかった。街市で買ってきたおくらで味噌汁。椎茸のバター&味噌焼きとともに。

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[memo]
・Run9km。1h。
・昼飯後、ひとり街市へ。某編集のK女史とバッタリ。わざわざこのために出張先の福岡から立ち寄ったのだとか。そのまま夕方には東京へ。野菜とか山ほど買っているし(笑)。CORNERで街市カレーを食べたいというので、付き合う(ぼくは珈琲で)。宮崎牛のふるまい(旨し)。おしりぱん(ミルクとジャリとうさぎクリーム)。味噌漬け。しいたけの量り売り。おくらと苦瓜。
・「龍馬伝」38,39。霧島の撮影は大変そうだなあ。

サロンのような

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久々に「CORNER」へ立ち寄った。市街地の一等地にCafeとしてオープンして2年。オーナーである村岡氏の「ヒトとヒトとを繋ぐ場」「情報交流の場」という思いが、ここ半年ぐらいで、ぐぐっと盛り上がってきている印象がある。

週末となると、2階フロアーはいつもいっぱいで、あちらこちらで名刺交換が交わされていたりする。素晴らしい。

宮崎という土地は、食材が豊富な分、各家庭における日常食がとても贅沢なものだったりする。その分、外食産業がいまひとつ発展していないんじゃないかと個人的に思っているのだけれど、「交流の場」という在り方も、外食のひとつの選択肢なのかもしれない。

宮崎で面白いヒトに会いたいときは「CORNER」へ。あ、あと「HaNa」もね(最近行ってないなあ)。

[memo]
・CDのI氏から電話。公告準備>公告。支払手続。出張準備。
・たまご打ち上げ。気がつけば野郎ばかり...。「器庭」「CORNER」。
我が家の「ちりとてちん」が終ってしまった。実放送では2008年3月に終了しているし、今回の再放送も2010年9月19日の深夜に終っているのだけれど、何だかもったいなくて、ついつい先延ばしに。もう「ちりとてちん」が見られないのなら、最終回だけ見るのをやめようか...と思ったほど。

んで、ラスト1週。登場人物が納まるべきところに納まり、ものの見事な大団円を迎えた。つか、ちょっと詰め込み過ぎっつーぐらいに、一人一人の生き様を総ざらい。いつになく慌ただしくストーリーが展開してく。ファンとしては、もう1週ぐらいかけて丁寧に描いて欲しいようなネタが盛りだくさんである。もったいない!

最終回は、素晴らしいラストシーンだった。貫地谷しおり、神がかり的顔演技。編集も見事。本物に見えた。でも、一番良かったのは、最終回の前の回での、ラストシーンに繋がる和久井映見とのシーン。あれはいかん。子どもの前で泣いてしまったではないか。小浜編の「お母ちゃんみたいになりとうない!」が、この伏線だったとは!藤本有紀の鬼脚本!そして和久井映見の鬼演技!

いやあ、素晴らしいドラマでした。口蹄疫で辛いことも多い中、幸せを感じることができた半年間でした。熱く紹介してくれた師匠に感謝。

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[memo]
・のんびり起床。肩凝りひどし。
・掃除。図書館。GS(オイル交換、ワイパー交換)。モス(明太とり天)。
・Run 19km。2h20m。疲れた...。
・「ちりとてちん」146-151 笑う一門には福来る  ★★★★★

Pen 写真の学校

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Eos kiss x4を買って以来、いや、ワークショップに参加して以来か、写真を撮ること、見ることがとても楽しい。これまで何となく見過ごしていた新聞、雑誌の広告、チラシなどに一々反応してしまう。「この光」「この陰」「この構図」...と、一枚の絵から読み取れることが多数ある。そういう視点が獲得できたことはすごく嬉しい。

そんな中で雑誌「Pen」の特集「写真の学校」を大変興味深く読んだ。特に上田義彦さんの写真に圧倒された。温度というか湿度というか、その場の空気が写真の隅々から伝わってくる。以前、広告の仕事をしている上田さんのドキュメンタリー(情熱大陸だったか)を見たとき、大判のカメラでカッチリとした絵を撮っているのが印象的だったが、この号に載っているのは、35mmレンズのフィルムカメラを使用したものだという。

ぼくのkissは、もちろんフィルムではなくデジタルだけど、レンズは同じ35mm。寄りも引きもできない単焦点の35mmレンズでここまで描写できるのか。

また、藤代冥砂さんの写真は愛にあふれていた。奥さんを撮った「もう、家に帰ろう」という写真集では、妻が好きで好きでたまらないという気持ちがあふれ出ていて、とても微笑ましかったのだが、その愛情はまだ継続中のようだ(笑) 藤代さんは、AKB高橋みなみの写真集も撮ったようだが、愛情の濃度が全然違う。

こういう雑誌を読むと、プロっぽいカメラが欲しくなる(笑)。その存在自体が、美し過ぎるライカM9とか。でもまあ、まずはEos kissや、RICOHのGR2をしっかり使いこなしてからだな(将来は買う気らしい)。

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[memo]
・F社案件で地元協議。町内+U社。支払業務。発注準備。予算調整。20:00。
「ニッポンの風景をつくりなおせ/梅原真」。一次産業×デザイン=風景 ...というサブタイトルが効いている。これは、高知在住・梅原真さんのアートワークを集めた本で、作品を通じて、作家の人物像が如実に現れていてとても面白い。

梅原さんと言えば、「さざえカレー」の愛らしいパッケージやら「砂浜美術館」などで全国的に有名ではあるが、地方に住むアートディレクターなんて、なかなか損な役回りじゃないかと思う。

大企業がないため、そもそもパッケージデザインという仕事がたくさんあるわけじゃない。小冊子やポスターなど、比較的大きな規模の仕事を発注するのは、決まって自治体絡みで、デザインのことなんてちっともわかっていない一介の事務屋たちが、コンペと称して優劣を決めることもある。十分理解されないジレンマもあることだろう(...と勝手な想像)。

それなのに、梅原さんは、高知から居を移さず、ガッツリと高知に根ざしながら、自治体を説き伏せ、企業を納得させ、デザインを通じた「新しい価値」の創造に取り組まれてきた。そのひとつひとつの積み重ねが評価され、今では全国からお声がかかるビッグネームになった。これはハンパなく凄いことだと思う。

いつか梅原さんと焼酎を飲みながら...あ、土佐だから日本酒か、まあ、そんなようなものを飲みながら、地方におけるデザインの在りようについて語ってみたいなあと思ったことだった。

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[memo]
・F社企画について内部協議。併せて予算協議。W氏大使就任。会計処理。F社企画について各所と調整。20:00。

お宮参りも三度まで

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7年ぶりのお宮参りである。つか、これから次女の行事はその都度7年ぶりとなるのだな。しょっちゅう懐かしがることになるのか。

前の2回はスーツだったのに今回はポロシャツだとか、お参りの際、心ざし用の封筒を忘れてしまい、現金のまま渡してしまったりだとか(恥)、まあ、3回目ならではの やる気のなさ  気の緩みもありつつ、なんとか無事にお参りできた。次は孫のときか(笑)

実家で昼飯食った際、奇跡的に撮れた笑顔写真。いつもそんな顔してりゃ、おむつ変えるのにもやる気がでるのにな。

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[memo]
・ケータツの絵「お米と私」が掲示してある生目の杜遊古館へ。夏休みの自由研究って、ちゃんとしている子のはちゃんとしているのな。感心。
・リンコの宮参り。都萬神社。実家で入船のうなぎ。

異才・堺雅人

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宮崎出身の俳優・堺雅人。勝手に親近感を感じていたのは、同じ高校出身で、ぼくの高校時代の恩師と親しくしている...という情報を得ていたからだった。だがまさか対談本を出すほど親しいとは知らなかった。

宮崎出身の家人・若山牧水について語りあっている本書は、かなり異質な本である。なにせ、著名な俳優と一介の高校教師(といっても著名な歌人でもあるが)とが、酒を飲み交わしながら、牧水論を戦わせるという体裁なのだ。それも単に歌の鑑賞にとどまらず、そのときどきの牧水の生き様とを照らし合わせながら、実にのびやかな発想で意見を交わしている。

堺雅人というヒトは、本書の中で明かされる「役」へのアプローチのように、少し回り道をしながらも、本質的なところを追求せざるを得ない性分なのだろう。知の巨人である伊藤先生と、ここまでの議論は交わせるという凄さ。話があちらこちらに飛びながら(酔っているからね)、「生きるとは」という問いを交えていく深さ。

堺雅人、只者ではない。

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[memo]
・だらりんこして本読んで昼寝して...な1日。
・「街場のメディア論/内田樹(光文社新書)」★★★★。ジャーナリズムの知性の劣化...なんだろうか。そもそもそれほどの知性があったわけでもないのかも。
・「ぼく、牧水!/伊藤一彦・堺雅人(角川Oneテーマ21)」★★★★。
・「南極料理人」★★★。面白い。んだけど、だから何?という話でもあり。でも面白い。不思議な味わい。

月見の会

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年に一度の月見の会。今年は少し早めで月はちょっぴり痩せていた。

近所のお年寄りたちは、ほぼ元気。

それを確認するだけでも意義のある2時間。

一方で、同級生が結構大きな病気をしていたと知った(吃驚)。

早く回復するといいね。

[memo]
・朝4時30分起床。シャワー浴びて軽食食べてシャトルバス>羽田。
・6:40発SNA便。そのままブラザー理容。
・昼飯食ってから昼寝。
・月見の会。

鴻上尚史の今

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打合せ三昧の仕事を終えたあと、夜、当日券に並んで「エゴサーチ/虚構の劇団」を見た。某氏が情報をくれて、これも縁ということで出かけたのだった。

第三舞台時代は、1公演で2回見に行くほどのファンだった鴻上尚史の作・演出。よーく考えたら、1999年の「ものがたり降る夜」以来だった。ああ、結婚がぼくを演劇から遠ざけたのね(涙)。

久々の鴻上作品は、難解さが抜け、社会性が抜け、極めてパーソナルなテーマに寄り添うようなものだった。普通に楽しかったし、役者さんも達者だったし、愛すべき物語でもあったけれど、かつてのように「わけわかんないけど凄いエナジーだああ!」というような血潮のウネリは感じなかった。

それはぼくが年をとったからなのか、それとも...。

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[memo]
・朝1便で上京。
・表参道。S社。突然の訪問にも関わらず、不在の担当者の代わりの方やら超有名編集長やら。いいお話ができた。
・表参道。G社。書類を渡すだけ...のつもりが、某アイドルグループに関して貴重な意見交換。
・新橋「七蔵」にてかきこみランチ。
・F社。10月末のプロジェクトの初会合。
・TJチームとの打合せ。新橋。
・「エゴサーチ/虚構の劇団」★★★★。
・「塚田農場・新宿店」。2年前からのメニューの充実ぶりに驚愕。歓喜。

壁一枚向こうの世界

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またもや広告?の話。

公務員というのは、原則として、法と予算に基づいて仕事をする。法は、住民たちの合意の上でつくられた「社会ルール」であり、予算は、住民の代表たる議会で承認された「みんなのお財布」である。ぼくらは、そういう大多数が「OK」と認めた「社会ルール」の範疇で、使い道の「OK」を貰った「みんなのお財布」を拠り所にしながら、堅実にひとつひとつその事務を処理して、社会活動の一部を担っている。

逆に言えば、法と予算という拠り所がなければ、なかなか動きづらい仕事でもある。だって、それはみんなの「OK」を貰ってないということだから。

そのこと自体は全く「正しい」ことなのだが、長年その世界だけで動いていると、なかなか自由な発想ができなくなってしまうような気がする。「なぜ我々がその仕事をやらなければならないのか」という問いの答えを、法や予算に求めてしまうのだ。たとえば、それは「喜ぶヒトがいる」だとか「元気がでる」だとか「わくわくする」ということが行動原理になりにくい体質になっちゃう、ということなのかも。

まあ、これは公務員に限ったことではないのかもしれない。企業であれば、利益が拠り所だろうし、個人であれば家族に縛られるのかもしれない。その壁の外側へ逃れられない。でも、ちょっとしたきっかけだとか、ほんの少しの勇気とか、出会いだとかによって、壁一枚を隔てた外の世界に踏み出すと、案外、広大で居心地のよい世界が待っているんじゃないか。

...なんてな大仰なことを考えたのは、今日、知人のMさんから「OFF COMMERCIAL」の存在を教えてもらったから。なんとクリエイター側から企画し、企業に提案して、しかも自腹で!つくるCMなのだ。面白いなあ。CMは、スポンサーの依頼を受けて作るもの...という「広告社会のルール」をスルリと通り抜けて、壁の向こう側へ行っている。佐藤雅彦の「勝手に広告」のようなアート(ジョーク?)ではなく、純粋・真っ当・正面突破な広告なところが素晴らしい。

広告はまだまだ自由になれる。


[memo]
・常任委員会には入らず、デスクワーク。M氏からの有り難い申し出。M新聞の企画。G社支払事務。O社契約事務。予算配分協議。仕様書案協議。20:30。

広告のオシゴト

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最新号の「宣伝会議」を読みながら、なんとなく巻末の「セールスプロモーション教育講座」を眺めていたら、我ながら知っているヒトが多くて驚いた。100人近い講師陣のうち、3割以上を知っていて、うち1割のヒトとは話をしたことがある。飲んだことがあるヒトも2人。師匠と先輩だけど(笑)。つか、そもそも、県職員は「宣伝会議」とか読まないわけで。随分ディープなところまで来ちゃったな...。

個人的な趣味でしかなかった「広告」の世界。そこに運良く(満を持して?)足を踏み入れることができたことは、ぼくの人生にとってとても大きな財産だ。長年の蓄積が一定の基礎体力を養っていたようで、最近とみに、ひとつひとつの仕事が着実に自分の血となり肉となっている実感がある。これからのぼくには相当期待していいと思うw

経験値があがり、人脈も広がり、実績もできた(ような気がする)。もう「広告のプロ」と呼ばれる日も近いんじゃないかな。あとぼくに足りないものがあるとすれば、ただひとつ。アイデアだけだ(←全然ダメじゃん)。

...というわけで、本物のプロを目指すヒトはみんな宣伝会議賞に応募するといいと思ふ。宮崎県もアイデア募集中。いやほんとまじで。

[memo]
・朝、iPhoneが突然クラッシュ。慌てて復旧。
・J社収録準備、ゴスペル案件打合せ、感謝祭打合せ、感謝祭社長レク、支払事務、感謝祭資料、予算配分資料...
・MONO展にて、津山ホルモンうどん、八天堂のクリームパン、nestcoffeeのキャラメル珈琲購入。
・「ちりとてちん」134-139 大草若の小さな家。ラスト1週...

理想のノートと少女時代

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勉強嫌いだったせいか、いまだにノートの使い方が下手である。打合せのメモ、アイデア出し、備忘録...。何かを書き留めなくてはいけないときに、ついつい議論に夢中になってあとでどういう経緯でそんな結論になったか思い出すのに苦労するのは毎度のこと。それではいけないと、資料の裏や空きスペースに「とりあえず」記述したまではよかったけれど、そのまま行方がわからなくなったり...。

さすがに、今の職場に来てからは、複数のプロジェクトが同時進行しつつ、常時内容が変更するので、頭の中だけではニッチもサッチもいかなくなってしまい、いろんなノートを試してきた。

まずは普通のA4やB5サイズの大学ノート。これはたくさんカキコミができるし、種類が豊富でリーズナブルなのが素敵なのだが、携帯性に問題があって打合せの現場に持っていくのを忘れることしばしばであった。

そこで、A5やB6サイズも提供しているCampusノートを試してみたが、デザイン的にあまりにも味気ない感じ。嫌いじゃないんだけど、なんかアイデアがわいてくる感がない。切り取り可能な「Project Paper」をノート代わりに使ってみたりもしたが、思った以上にパラパラと外れてしまい、やはりこれは記録に向かないのだった。

こうなればやはりモレスキンなのかなあ...でも高いよなあ...1890円ってCampusノートがダース買いできるし...などと思っていた矢先に、ついに発見。これはもうぼく的に理想に近いノートかも。

ミドリカンパニーの「MD PAPER」。 なによりこの佇まいがいい。和風な印象も残しつつ、モダン。今回は文庫サイズを買ったけれど、新書サイズもいい。栞止めが、デザイン上のアクセントになっている。これに自前の印鑑(@縁楽)をポチっと押すと、さらに表情が生まれて、いい案配(ご満悦)。

さあて、何か書こう(問題は中身です)。

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余談。昨日から韓国からの輸入アイドル・少女時代の「Gee」「GENIE」にはまっている。これは素敵過ぎるではないか。楽曲、歌唱、ダンス。すべてが計算されつくされている。この完成度の高さったらない。日本のアイドル、全然負けてるぞ。ちなみに私は、ユナとテヨンとジェシカが好きです。

[memo]
・「世界音痴/穂村弘(小学館文庫)」★★★。穂村節炸裂。しかも少し青臭い。世に出たきっかけの本だけあって、インパクトは強い。変なヤツという。
・O社契約支出負担、J社電話取材段取、S社原稿確認、新聞協会アーカイブ...。
・Mマルシェ案件浮上。急遽もろもろ打合せ。
・眼科。視力が少しだけ戻る。
・iPodnano到着。

ヒックとドラゴン

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あちこちで高い評判を聞いて、ケータツとハナを連れて終了間際の映画館へ。

まずは映像が素晴らしい(予告編ではそれほど思わなかった)。最近のフルCGアニメのなかでも突出しているのではないか。ドラゴン(トゥース)の皮膚感だとか、お父さんの髭具合、光の加減、そしてカメラワークなど、映像に見惚れるシーンが多数ある。飛行シーンでは、隣に座ったケータツがやたらモゾモゾしているな〜と思ったら、画面にあわせて、身体が揺れているのであった。ゲームじゃあるまいに(笑)。

そして、脚本がなにげに凄い。ストーリー上不要と判断したらバッサリとカットし(ヒックの家族背景など)、物語上重要な要素は繰り返し言及する(教官のエピソードなど)。ラストの小さなようで、とても大きな1エピソードは、驚くほどあっさりと描くことで、深い深い余韻を残す。なんという技巧。

2Dで見たせいか、派手な印象はなく、じっくりしっかりと作られた傑作という印象である。そのうちDVDを買って繰り返し見たいな。(ちなみにハナはボスキャラがとても怖かったようで、ずっとビビって見ていた w)。

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[memo]
・Mマルシェ案件、メディア調整、感謝祭の方向性、
・ハナともっと向き合うと決めた日(日記を書こう)

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説

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公開時に評判がよかったのでDVDを借りてきて見た。

ちょっとビックリ。こういうウルトラマンはありなのか!...という驚愕のストーリー。前作の「大決戦!超ウルトラ8兄弟」がかなりガッカリだったので(内輪受けというかマニア受け的な展開が多過ぎ)、期待せずに見たのだが、結構面白い。

なにせ「地球」が出てこない(驚)。舞台が宇宙なのだ。言わば、スペースオペラ。ウルトラマンなのに(笑)。CG映像の物足りなさとか、リアル人間の絡みが取ってつけているとか、問題点も多々あるけれど、これだけ吹っ切れたウルトラマンはまた新しい楽しみ方があるな。

愚息ケータツから「ゴモラはレイオニクスで...」と教えてもらい(ケロケロエースに連載)、ぼくから「ウインダム、ミクラス、アギラは、カプセル怪獣で...」と教えるという親子の情報交換もあったりして、楽しみ方2倍。

子ども映画としては秀逸。大人映画としては問題満載だけどラブ。そんな作品。

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[memo]
・朝6時起床で、Run 10km。1時間。
・朝食後、庭の芝刈りと裏庭の雑草抜き。2時間。午前中でシャワー2回。
・「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」★★★。なんと地球が舞台でないウルトラマン。
・「ヒックとドラゴン」★★★★★。

悪人/吉田修一

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映画公開に併せて読んでみた。

もともと吉田修一の熱心な読者ではない。つか、読んだのは「パレード」「パークライフ」「7月24日通り」程度。それでも、全日空の機内誌「翼の王国」の連載は真っ先に読むぐらいには関心を持っている作家さん。文体にてらいがなく、実直。安定感が高い。そんなイメージ。

ところが、本書の印象はまたちょっと違っていた。文体の印象はそれほど変わらないのだけれど、テーマ、読後感といったものが、吉田修一のそれと違っていた。いい意味で。こんなことも書いてしまうのだなあとビックリ。とても面白かった。

それにしても、映画を見る前提で本を読むと、どうしても事前に主人公=妻夫木聡、深津絵里...というイメージで読み進めてしまいそう...という予感は見事に裏切られた。文体からわきあがってくる人物像は、決して妻夫木聡でも深津絵里でもない、小説ならではの人物だった。

それはもちろん、一般的なイメージでの妻夫木だったり深津だったりという意味であって、映画でのこの二人は、またぼくの先入観を裏切ってくれるのかも知れない。映画を見るのがとても楽しみ。

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[memo]
・日本橋高島屋「日向自慢 みやざき展」。知事と新みやざき大使・工藤綾乃登場。さらにオスマン・サンコンさんも飛び入り。大笑い。
・終了後、O社スタッフ、応援?遊び?に来ていたT社スタッフと雑談>2の話。
・羽田空港で美少女とバッタリ。宮崎空港で家族にもバッタリ。盛り上がり。
・空港の待ち時間で読了「悪人/吉田修一(朝日文庫)」★★★★。

物産展とテレビ

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宮崎物産展の演出のために上京。現場関係者と打ち合わせ。今回、わずか6日間の催事なのに、生中継も含め、テレビでのパブリシティがハンパでなかった。

初日、TBS「ひるおび」にて、口蹄疫の振り返りを含め、20分近い特集。同日夕方、フジテレビ「FNNスーパーニュース」で同じく8分近い特集。3日目は、日本テレビの「Pon」で、博多華丸・大吉とAKB48(ノースリーブス)が怒濤の生中継10分。テレビ朝日も「スーパーJチャンネル」の「ラッシャー板前の便利屋大将」で15分近い特集企画。

これに加えて、明日は知事と国民的美少女によるトップセールスがあって、TBS「サンデージャポン」などの取材申込があっている。

ちょうど、銀座三越の増床リニューアルと重なっているため、このぐらいのPRをやらないと食われてしまいそう...という危機感もあったが、実際の会場は「あのテレビでやってた熟成みやざき牛弁当が食べたい!」「肉巻きってどれ!」というようなお客様の熱気でむんむん。今回は相当いい成績が残るのではないか。テレビの影響力って、やっぱりハンパないわ。

それにしても、あらためて需要と供給の関係を思い知ったなあ。奇をてらわず、「今ここにこんなものを売っている」という情報をキチンと届けることができたなら、こうやって足を運んでくださるヒトがいるのだな。一方で、「口蹄疫からの復興」というテーマがなければ、これだけの番組が取材に来るはずもないわけで、そのあたりをうまくコーディネイトするのがぼくらの仕事なんだろう...って、そこのハードルがめっちゃ高いんだけども。

[memo]
・朝一便にて上京。機内で「悪人」を読み始め。
・日本橋へ直行。現場確認など。大混雑。
・表参道にてH氏と。
・「Bistro abats」。nequlaのビデオについて。
週刊マンガ日本史(全50巻)もいよいよ佳境になってきた。今週号は第46号「野口英夫」。いよいよ昭和へ。日本の歴史を人物を軸に振り返るこのシリーズは、歴史が苦手なぼくには、とっかかりやすくて楽しい。マンガ+解説でさらっと10分ぐらいで読める手軽さもグッド。実は、愚息よりも熱心に読んでいたりする(笑)。

売れ行きがよかったのか、10月からは新・週刊マンガ日本史(全50巻)も刊行されるようで、これで更に日本史の大筋がおさらいできる...と今から楽しみにしているところ。

でも、このシリーズの本当のヒットは、本編よりも、その付録についている「日本史人物カード」だと思っている。あの藤原カムイが、毎号9人の人物を生き生きとしたタッチで描いていて、このカードだけ別売してもいいぐらいの完成度。裏面に簡単なプロフィールが添えてあるから、パラパラと眺めているだけで、日本の歴史の小さな点を回収していける感じだ。その数たるや、50巻×9人=450人! 小さな点が集まって、ずぶとい線になっている。

まあしかし、藤原カムイの苦労も並大抵ではないだろう。近代の、比較的資料の残っている人物ならいざ知らず、第1巻なんて「師升」「卑弥呼」「壹与」「仁徳天皇」「雄略天皇」「継体天皇」「筑紫国造磐井」「物部守屋」「鞍作止利」の9人だよ。どう描き分けろと。つか、卑弥呼と仁徳天皇以外は知らんぞ(世界史を選択してますた)。

でもまあこれが、実に「それ」っぽいというか、思い切りがいいというか、性格まで滲み出ているかのような筆致で描ききっているのだな。

ケータツなんてポケモン世代だから、カードには目がないわけで。今日、注文していた「カードホルダー」が届いたら、もう目をらんらんと輝かせながら嬉々として整理を始めたよ。そのうち、ケータツの方が詳しくなって、「え?お父さん、稗田阿礼知らないの?」とか言われそうだよ(だから知らんよ。読み方すらわからん)

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[memo]
・映画Kイベント打合せ、UE社打合せ、DK社打合せ、N市観光協会打合せ、O社契約準備、G社支払準備など。
・T社物産展が「ひるおび」で20分近く特集。FNNスーパーニュースでも特集。それでも入りが悪かったっぽい...。明日に期待。

抗えないヒト...小泉、所、森

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今日、久々に近所のチェーン書店に行ったら(最近はもっぱら大型書店を利用)、立て続けに3冊もの「抗えないヒト」の本に出会ってしまった。「抗えない」というのは「その人の本を見かけたら手に取ること」を抗えず、「手に取ってしまった以上、購入すること」を抗えない、という意味である。


1冊目は、「原宿百景/小泉今日子」。最近、コンスタントに出ている気がするキョンキョン本。これはSWITCHの連載が単行本化されたもの。この手の「タレント本」はほとんど増刷がかからず、知らないうちに絶版にされたりするから、今日の出会いはやはり運命ということだろう(ただの偶然です)。

しかし、ぼくは何歳まで小泉らぶなのだろう。別に毎日のようにキョンキ〜ョンとか思っているわけでは全然なくて、むしろ普段は存在自体をすっかり忘れているのだけれど、こうやって新刊本が出たり、新譜が出たり、映画や演劇に出演したことがニュースになったりすると、そのたびにドキッとする。そして「ああ、やっぱり素敵な女性だなあ」と思う。

どなたか、ぼくをキョンキョンに会わせてください。
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2冊目は、「FAMOSO DIARY 天才の休日」。ビートたけしと所ジョージが編集しているジョーク雑誌「FAMOSO」の制作過程を描いている...と見せつつ、実は、二人がとても仲良く遊んでいる風景を切り取ったもの。

遊び下手なたけちゃんが、所さんの工作系遊びワールドに引き込まれていく様がとても面白い。最近、所さんの世田谷ベースを真似て等々力ベースなる「秘密基地」もつくったようで、お金持ちの遊びは豪快である。

ぼくには、こういう散財的な工作趣味・コレクション趣味はないものの、この無邪気さにはたまらなく惹かれる。ああ、一緒に遊んで欲しい。

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そして3冊目は、「死刑/森達也」。ノンフィクションの映像作家、というより、最近は作家業が本業のような森達也の作品は、自分的に必読なのだ。なにかとメディアの情報に流されがちな毎日のなかで、森作品は、強烈な警鐘を鳴らしてくれる。無意識のうちに、自分にまとわりついている「常識」を疑うことを教えてくれる。そして、わからないことをわからないまま受け入れることの重要性を教えてくれる。

しかも今回のテーマは死刑。読まいでか。

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よーく考えると、最近のバタバタのなかで、これだけの本をいつ読むんだよ!というツッコミを入れたくなったりもしつつ(それと「悪人/吉田修一」も買ったw)、そろそろ読書の秋突入、である。

[memo]
・印刷打合せ、映画案件、物産展打合せ、O社契約書類、感謝祭打合せ、決算報告書。

孫のような凛子

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齢43歳というのは、孫がいてもおかしくないくらいの年齢である。だからというわけでもないのだろうが、次女・凛子は「孫」のような気がしている。もちろん、孫を持ったことはないので想像である。なんとなく「孫」ってこんな存在なのかなあ...という感じ。誤解を恐れずに言えば、なんというか「現実味」に欠けているのだ。

長男のときは、初めて事で、妊娠>出産>育児の過程の間、ずっと「わたわた」していたような気がする。2年後に産まれた長女のときも、初の女児だったし、兄妹の関係性やら、途中から難聴のことも悩みとなって、やっぱり「わたわた」していた。

それが、今回はちっとも「わたわた」しないのだ。「わたわた」している時間にこそ、現実という実感があるのに、なんだか、どん!と構えられているのである。「ミルクを吐いた〜!」とか「うんちが大量流出〜!」という事態になっても、「あらあらたくさん出ちゃったね〜」という感じ。おっぱいが足らなくて大泣きしていても「あらあらミルクの出番かしら〜」と思うだけ。

経験値...と言ってしまえばそれまでだが、単にその瞬間の子育て方法のことだけではなく、親子関係やら教育やらについて、比較的長いスパンでの未体験要素が少ないからこそ、「わたわた」しないのだろう。「わたわた」しなければ、ひたすら可愛がっていればよい。年が離れた子はかわいい...というのは、そういう「孫」感が生み出す精神状態なのかもしれない。

[memo]
・デザイン修正>確定、印刷の最終協議、プレゼント商品の購入手続変更、O社契約準備、I社提案、映画調整等。
・ハナは参観日。家人の報告ではキチンと発表したらしい。えらいえらい。

手づくり感

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ぼくは「手づくり感」にあふれた製品ってあんまり好きじゃない。ホントは手づくりなんだけど、あまりにシンプルでそうは見えない、あるいはプロトタイプは手づくりで、その後しっかりと工業製品として均一に作られている...というようなものが好きだ。

たとえば、柳宗理の各種製品。ステンレスボールの、サイズに応じた絶妙のカーブなんて、「手」でしか作れないラインだろう。同じくハンスJ・ウェグナーのYチェアも、座って肘あてに手を置いてみれば、そこに作者の「手」を感じることができる。座面は実際に紙ロープの手編みだし。本当に優れたデザインというのは、ハンドメイドでとことん突き詰めたラインのことを言うのだと思う。

一方で、ポスターなどの平面デザインについては、むしろ「手づくり感」があった方があたたかみがあって、キュートだ。PCの画面上で単純に合成するのではない手づくり感が大事。たとえば、「goen」が手がけるポスターやCDジャケットなどのように(森本千絵らぶ)。

さて。そんな中で自分が今やっているポスターは「手づくり感」どころか完全手づくりである。なにせ大きな紙からB2に切り出すところも自分でやってるくらい(苦笑)。まっすぐカットするのって結構難しいぞ。そのハンドメイドな感じが下のミスチルのジャケットのように(これ、1個1個ピアノ線で吊るして撮影されているらしい)、じわりと伝わってくるといいなあ。(もうすぐ公開です)

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[memo]
・ポスターデザインをめぐってさまざまな方々と。H氏との調整も。福岡のテレビ出演。出張準備。J社企画。T社企画。
・工業技術センターへ集荷。感謝。

親子でたのしも〜キャンペーン

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ここのところ、うちの子たちが「ロッテ 北海道バニラバー」のキャンぺーにはまっている。アイススティック(木の棒)に「牛マーク」が入っていて、それを集めて応募すると、商品が当たる...というもの。

ぼくが子どもの頃には、「当たりマーク」が出たらその場でもう1本貰える...というわかりやすい販促があった。滅多に出ることがないので、当たったときのことはものすごく嬉しかった。ちなみによく買っていたのは竹下製菓の「ブラックモンブラン」。小学校低学年の頃に死ぬほど食ったな。確か、当たったのは5回くらい。その日一日コーフンできるぐらいの喜びだったなあ。

今は、仕掛けが少しだけ巧妙になっている。この「牛マーク」は「当たり」ではなく、ただの「応募ポイント」。だから結構頻繁に出てくるのだ。10本入の1箱あたり、2本ぐらいなイメージ。ポイントとはいえ「牛マーク」が出ると嬉しいから、子どもらは毎日食べる。そしてときどき牛マーク出現。嬉しい。また食べる。その繰り返し。子どもにはこういうベタな企画が一番効く。

すでに1口分は応募し、さらに3口分のポイントがたまった。宮崎もまだまだ暑い。アイスもうまい。ということで、しばらくは牛マークを期待する日々が続きそうだ。


[memo]
・寝坊。今日から仮面ライダーOOO。
・凛子を抱いて家の中を散歩。畳の部屋で昼寝うとうと。
・「龍馬伝」36 寺田屋騒動

自宅宴会

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遊び仲間を自宅に招いた。みんなから出産祝いを頂いたので、凛子のお披露目も兼ねての開催。みな、ちょくちょく来ているメンバーだけど、揃って来るのは久しぶり。我が家を入れると、大人14人、子ども8人にもなって、それはまあ賑やかな宴会となった。

人数が多いので、リビングで語る者もいれば...

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図書室で密談する者も...

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そして、子どもらは子どもらで大はしゃぎ。

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我ながら、この家は自由でいいなあ...と思った。


自分が出不精ということもあって、ヒトがやってくるのは全然ウェルカム。客人を迎えるために、家の掃除を頑張っちゃうところもたまには必要なこと。まあさすがに20人を越えると椅子を揃えることから大変だけど、10人ぐらいの宴会なら、日常的にもっとあってもいい。そして、うちをプラットホームに、職業や年齢や性別などを越えた「ヒトとヒトとの関係」が生まれたりしていくと楽しいな。一平寿司の社長が、街のまんなかに「CORNER」つくった気分(...そんな大げさな)。

[memo]
・データの受取、ケータツの耳鼻科、ハナのピアノ教室、ドリンクの買い出し。
・例会。17:00-22:00。

サム・ライミ魂

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サム・ライミ監督の久々なホラー「スペル(Drag me to the Hell)」。邦題(呪文という意味のspell)がピント外れな件はさておき、相変わらずな「サム・ライミワールド」を堪能した。

サム・ライミ作品の特徴は、良くも悪くも「B級感」たっぷりというところだ。あえて「やり過ぎ」感を出して笑わせてくれる。スパイダーマン・シリーズは、比較的真っ当な演出が多いが、それでも空中遊泳(手首から糸を伸ばしてビルの谷間を飛び回るアレ)など、随所にサム・ライミ魂が滲み出てしまう。

それがこの「スペル」に至っては「やり過ぎ」っぱなし(笑)。ホラー&スプラッターを上品な(?)ユーモアで包みつつ、ある意味ベタな展開で期待を裏切らず、見るものを怖がらせ、笑わせる。この案配の見事なこと。

ローナ・レイヴァーの怪演に負けないアリソン・ローマンの「やり過ぎ」演技が素晴らしい。ここにもサム・ライミ魂。

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[memo]
・埼玉の自転車大学生来庁。J社案件。T社フェア調整。
・「スペル(Drag me to the Hell)」★★★★。

RED

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今日は口蹄疫と疑わしい牛が発生した。

...ので、予定していた飲み会を延期することにした(のちにシロと判明)。苦労を共有したメンバーなので、開催していたら、さぞかし盛り上がって、3次会ぐらいまで飲み歩いていたよなあ、つまりは1万円以上使ってたよなあ、それがちょっと節約になったよなあ

...というのを自分へのエクスキューズとして買ってもうた。

iPodnano 8G。→めんどくさいヤツ


でも、安い買い物でもないから、多少の逡巡もあったのだけれど、最後の決め手はラインナップに「赤」があったことだった。赤は、ぼくのラッキーカラーなのだ。小学生の頃に一度「赤が似合うね〜」と言われてからの激しい思い込みと、某遊び仲間から「レッド」と呼ばれているのがその理由。戦隊もののリーダーはレッド。そのチームの隊長だからレッド。←子どもか!

そんなこんなであるから、気がつけば、色んなところに「赤」がある。TシャツもスニーカーもコートもiPhoneケースも「赤」。自転車も車も「赤」。ベタな赤でないときも、ワンポイントやラインで「赤」が入っている。そういえば師匠も赤が好きだった。全身真っ赤というところがさすが師匠。でもそこまで突き抜けることはないかも(笑)


...ということで、「実は口内炎だった牛」のおかげで、またひとつ「赤」に染まってしまったのであった(...などと呑気なことを書いている気分ではまるでなかったりもするのだが。口蹄疫め)。

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[memo]
・朝から不吉なニュース。支払い方法について揉事。午後になって無事解決。F君、Sさんに感謝。復興本部打ち上げ延期。映像処理の問題。Y専務の面白話。印刷発注手続。J社案件。無事シロと。22:00。

これからの半年間と食べガール

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あまり考えないようにしていたのだけれど、どうやらこれから怒濤のように仕事が押し寄せてくる気配である。

口蹄疫からの復興対策、県のイメージ回復・イメージアップ、全国からの応援企画との協働などなど。やるべきことが山積である。さらには知事選の動向によってその対処方法が大きく異なることも予想される。どっちに転んだって、忙しくなるんだろうなあ。

まあ、幸いにして(?)、今の職場も3年目であるから経験値はあがっているし、いろんなルートも確保しつつある。しばらくは家人も専業主婦(育休)だから、家事も丸ごとお任せできそうだ(甘いか?)。フルスロットルで働く用意は整った。あと必要なものはといえば...。そう。前にどんどん進んでいく勇気ぐらいのものだ。


...と、一度口に出して歌ってみたところ、これがもう1日中、ループ。頑張るしかないさ〜(やはり疲れるのだろうか)


それはそうと。今日、勇気を貰った広告をひとつ紹介。

ANAの「旅ガール、食べガール」が素晴らしいのだ。旅行と食とはとても相性がいい。食欲の秋に向けて、旅ガールが率先して食べまくる...という発想がいい。そしてまあこの女子たちがみんな食べっぷりがいい。

こんなにばくばくと気持ちよく食べる女子と、もちろんそれでいてそれなりにスレンダーな女子(笑)と、一緒に食ベ歩き旅なんぞをしたら、さぞかし楽しかろうな...と素直に思う男子な私。

今回旅ガールが訪ねる全国8都市のひとつが、宮崎。ナイスチョイスだぜ、ANA。

選んだ店は「丸万」「入船」「爛漫」「Villa」「杉の子」「マンハッタンハイティ」。なかなかシビレるチョイスだぜ、ANA。

そして、宮崎の食べガールがこれまたとてもいい食べっぷり。さらに8名の旅ガールのなかで一番プリティ。チキン南蛮のタレを舐める仕草が(照)。んもう、パーフェクトチョイスだぜ、ANA。

[memo]
・超〜バタバタ。新規予算、ポスター案件、T百貨店案件、J社案件、
・時間をみて医療仲間が開いてくれた祝いの会へ。K君ちも娘。
・家でも企画書をしこしこと。