カールじいさんの空飛ぶ家(3D)★★★★★

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原題は「UP」。

このことは、知らなきゃ知らないでいいかもだけど、圧倒的に原題の方が優れている。「カールじいさん...」という邦題の方がヒットするのだろう。最近の流行っぽい。ただ、原題にいろんな意味が込められているだけに、作品の尊厳に関わるほど、曲解しちゃったなと思う。

さて、映画自体は、かなりな傑作だと思う。「イングロリアス・バスターズ」と対局にあるような、老若男女が素直に楽しめる映画だ。とにかく冒頭シーンが素晴らしい。良質の短編映画だ。そして、あのシーンがあるからこそ、後段の「新しい夢」がより深い意味を持ってくる。

細かい笑いの取り方も上手い。うちの子たちは何度爆笑したことか。ケータツなど「あのシーンが目に焼き付いて離れない!」としばらくコーフンしていた。アクションでも迫力あるシーンが満載だ。全体を通して、スケール感のある「絵」が貫かれているから、映画館で見なきゃもったいない。

唯一残念だったのは、3Dの効果があんまり感じられなかったこと。もうちょっと「飛び出し感」があってもよかったかな。ま、★をひとつ減らすほどではない。

余談だけれど、ミニ知識をひとつ。

カールじいさんは補聴器を付けている。補聴器は「静かな環境」で音を拾うことを得意とする。たとえば机や椅子を動かすときになる「ギー」という音は、補聴器を付けている人には不快になる。なので聾学校では椅子や机の足にテニスボールを付けて「消音」をするのだ。...ということを知っていると、この映画の芸の細かさがより理解できると思ふ。

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[memo]
・超珍しい。9:00まで寝てた。
・朝食後、いつもの掃除、洗濯、風呂の掃除。さっぱり。
・パスタのランチ後、みんなでチャリでお出かけ。図書館。子供らが本を借りたり、公園をチャリで走り回っている間、夏子の酒(1〜3)。
・一旦帰宅して、洗濯物を畳んだのち(4人で畳むとあっという間)、お出かけ。
・TSUTAYAで漫画を返却。あたらにレンタル。「マンガ日本史」購入。
・イオン。たこ焼きとドーナツで小腹を埋めつつ買物。ぼくのインナーなど(UNIQLO)、ケータツのダウン。ケータツのが結構かっちょよかったので、自分の分もお揃いで購入。
・カールじいさんの空飛ぶ家(3D)。

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