映画「ぼくのエリ 200歳の少女」

| コメント(0)
鳥フルのせい?新燃岳?...まあ、その両方なんだろうけども、どうにも意欲減退な日日。こういうときこそ元気だしていきまっしょい!...とそれなりに普段は元気に過ごしているつもりでも、週末にどーっと無気力感に陥るな。まあ、無気力つったって、鬱々としているわけではなく、家事と子供との時間に追われている分マシではあるが。

この無気力感って口蹄疫の最中に感じていたものと同じ種類である。口蹄疫の際は、8/27の終息宣言を受けて、気持ちのリセットが出来た。鳥フルは季節が変わるにつれて徐々に開放される部分もあるだろう。が、新燃岳の方は怖い。報道にあるような享保噴火(1年半の噴火の最後に大爆発)に近いとなれば、ずーっとこんな「もやもや」といった気分で過ごすことになるのだろうか。はー。うんざり。

まあそんなこんなで、脳内活動をたっぷり休ませた今週末に拾い物の映画を1本見た。「ぼくのエリ 200歳の少女」。

ホラー映画?ラブストーリー? 「相当面白いらしい」という以外の予備知識ないまま、なんとなくTSUTAYAで借りてきた。冒頭30分ぐらいは「あれーハズしちゃったか?」と思ったぐらいだけれども、これが素晴らしく面白い映画だったのだ。

スウェーデン映画。練りに練られた脚本と、抑制の利いた演出と、ここぞというところの大胆な描写のバランスが凄い。冒頭でハズしちゃったか...と思ったのは、必然性のある抑制だったのだ。

映画「ナビィの恋」で登川誠仁が演じた「恵達」に通じる登場人物が出てくる(...なんて感じるのは、ぼくぐらいかもしれないが)。まあ、息子の名前に使ったぐらいであるから、この手の「男」っぷりにはぐっと惹かれてしまうのだ。

いずれにしても、エンターテイメントとして完成度の高い作品。北欧の寒々しい風景が舞台としても活きている。このパワー凄いな。ちょっと元気でた。

p1.jpg

[memo]
・「岳」1,2。「北斗の拳」22,23。
・子供らと。パン屋、tsutaya、珈琲。
・リンコとベッタリと過ごす午後。
・「ぼくのエリ」★★★★★。

コメントする