シバラマー。すごい映画だ。
主人公は、暴力や暴言でしか自分の感情を表現できない男。どう贔屓目に見ても社会の鼻つまみ者であるし、あまり友だちに持ちたくないタイプではあるが、なんとも人間くささがあり、そして愛嬌がある。この主人公の存在そのもので、映画が立っている。だから、主人公を温かく取り巻いている家族や友人たちに素直に共感できる。
この映画のもうひとつの見所は、もう一人の主人公である高校生の女の子との心の交流、の表現。どうしてこの二人が心を寄せることができたのか。最小限の台詞と最小限の表情でここまで表現できる演技力。いや演出力だろうか。監督・脚本・編集そして主演までこなしたヤン・イクチュン。お見事。
後半の展開が途中で見えてしまうのは惜しい。でもまあ、感情の変化を丁寧に描いているからこそ、あのラストに感情移入し感動するのであって、やむを得ない結果なのかもしれないな。シバラマー。

・分任申請。さてこれでR社案件を。
・「万作」。TK社のヒトビトと。それにしても寒い夜。
・「息もできない」★★★★★。

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