富士宮やきそば学会会長

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仕事で富士宮やきそば学会会長の講演を聞いた。

言わずと知れたB級ご当地グルメという文化を作り上げた人であり、今や、それが本業となって、関連する社団やらNPO法人やら株式会社やらの代表を務めていらっしゃるようだ。本業が駆逐されているのがすごいな。

要は「面白いネタを提供し続ける」ということに徹底してこだわったことで、メディアが勝手にPRしてくれた...という話である。

やきそばだけに...
・スタッフ→「やきそばG麺」
・横手、太田、富士宮の三大やきそばでの打合せ→「三者麺談」
・打合せの結果、締結したのが→「三国同麺協定書」
・小倉やきうどんとの対決→「天下分け麺の戦い」
というバカバカしいネタで勝負しているのだ。

笑いを入口にしている点で「麺通団」を連想したのだが、この会長は圧倒的にビジネスの意識が高い。様々な報道資料を根拠として、「富士宮(地名)+やきそば(一般名詞)」での商標を初めて取得した...というのだ。商標であるから当然ロイヤリティが主張できる。つまり、カップ麺などで「富士宮やきそば」という言葉を使用させることに対してロイヤリティビジネスを展開しているのだという。やるなあ。

とはいえ、会長の信条はこの一言に尽きる。

 「美味しいか美味しくないかではない。面白いか面白くないかなのだ」

美味しいという自信があるから言える言葉でもある。ネタ担当者として肝に銘じておこう。

[memo]
・旅費精算、出張計画、PH社への打診・企画書作成。
・食を通じた観光講演会。富士宮やきそば学会会長・渡辺英彦氏。じゃらん・ヒロ中田氏。

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