おまんのモノサシ持ちや!/篠原匡

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宮崎空港の書店で発見して即買いし、いろいろな思いにとらわれて、しばし読書を中断しつつも、新宿に着く頃に読了。待ち合わせていた優秀な後輩Fにそのまま「読め!」と貸した。いやはや面白い本だった。

これは、日経ビジネスオンラインの記事がベースとなっていて、高知在住のデザイナー・梅原真さんの仕事を丁寧にレポートしたもの。2ヶ月ほど前に、本人による「ニッポンの風景をつくりなおせ」を読んだばかりだが、第三者目線の本書の方が、より梅原真というデザイナーの個性が浮き彫りになっていて面白い。もう一度「ニッポンの...」を読み直しくなるほど。

本書を読みながら反省すること多々。ぼくが仕事に向う姿勢として足りないのは「喧嘩する覚悟」なのかもしれないな、と思った。変にバランスを考えて、「このあたりが落としどころか」「いやもうちょっと押せるか...」といったところで悩むことが多いのだけれど、もっとストレートに「あかんやんか!」と怒ってぶつからないと、破壊的なパワーが生まれないのだな。

ま、破壊したくないから悩むのだけれど...。そのためには、梅原さんのように「あかん!」と言ったあとに「これ!」という「回答」を示せる技術が必要だな。デザイン力、コピー力...。何もかも足りないなあ(遠い目)

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[memo]
・ANA602 8:15発。
・「おまんのモノサシ持ちや!〜土佐の武骨デザイナー・梅原真の流儀〜/篠原匡(日本経済新聞社)」★★★★。
・新宿。JH社へ。F、T社のN氏も同行。さて、どれだけふくらむか。
・千駄ケ谷。C社へ。近くの新亜飯店でランチ。
・東京。「AWキッチン」。アカデミックレストラン打合せ。試食...のハズがフルコース出た。
・銀座。「黒船屋」。営業の精鋭たち。腹がはち切れる...。
・「the b' akasaka」泊。ビジネス用として過不足なし。いいホテル。

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