アイデアマンはパクリマン

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社内外の人から、ときどき「君はアイデアマン」と言われたり、新しい企画の相談を受けたりすることがある。

今、それっぽい仕事をしていることや、社内のアイデアコンテストでの入賞を受けてのことだと思うが、実際、自分がアイデアマンであるとは全然思ってない。むしろ、ノーアイデアのパクリマンだと思っている。コンテストの企画だって、アイデアの根幹は他からの転用のものばかりだ。そうやってあちこちからパクリつつ、外側だけをさも「新しい」っぽくしてアイデアとしているだけなのだ(我ながら随分図々しい)。

ぼくだって何も最初からパクろうと思っているわけではない。いつも、新しいアイデアを考えている。その努力は人一倍している(つもり)。だが、どうやっても斬新なものが浮かばない場合(たいていの場合がそうなのだが)、自分の引き出しの中にあるものから、なんとかアレンジできるものがないかを探しているのだ。

たとえば、今年提案した「焼酎ノムリエ」。「焼酎を盛り上げる企画」を考えているとき、「ソムリエの友人が自分はただのワイン好きの " 呑むリエ " だ」と言っていたのを思い出して、名前をパクり(WEBでもいっぱいひっかかる)、ご当地観光検定的な、焼酎検定という制度(資格ではないゆるいイメージ)を模索し、さらに輸入ワインの裏に「このワインは辛口」だとか「タンニンの深い味わい」だとか書いてあるところから、焼酎版のエチケットというアイデアにアレンジして企画にまとめた。

そんなこんなで、結果としてのパクリマン。許せ(誰が?)。

[memo]
・W案件の整理。今年度の予算見込み。

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