空港でたまたま手にした「決闘 ネット『光の道』革命/孫正義vs.佐々木俊尚(文春新書)」が面白かった。
twitter上で、ITジャーナリストの佐々木氏がソフトバンクの孫社長に異論を唱えたことがきっかけとなって、リアルに顔を合わせて激論を交わした討論集(Ustで中継もされた)。最初は、まったく噛み合わず対立しっぱなしの二人の論が、徐々に整理され、一つの方向性に向って収束していく。これぞ、議論というもの。
これはひとつには、オープンな場(視聴者も意見・ツッコミを入れられる場)で行われたことが大きいと思う。孫さんが自分の案に固執する(?)傾向はあるものの、おおむね両者とも、「幅広い第三者」の目・耳を意識し、「論」としての着地点を見いだそうと努力している。意見が食い違うときには「どこが」「なにが」「どう」違うのかを探ろうとする。だから議論が深まる。
国会でどうしてこういう議論ができないのかと考えてみると、それは「幅広い第三者」ではなく、「自分の支持層」の目・耳しか意識していないからだ。政党対政党の主張のぶつかり合いで、自分たちの意見のゴリ押しに終始する。議論が深まるハズがない。
まあそんな仕組み論はさておき、孫さんの「光の道」論、単純に面白く痛快な論である。ソフトバンク独自の積算が根拠...という当たりが公平性を欠くものの、本気で検討するだけの魅力はある。ぜひ、NTTとの議論も深めていって欲しい。
でも。この公開討論が実施されたのは、5月。本書の発行は10月。少しスピード感がなさ過ぎるのが残念。

・10:00の便で上京。
・U社及びホテル側との打合せ。細部もろもろ。
・「十三人の刺客」★★。プリンスシネマ。打合せの合間に。冒頭、三池監督らしい「えぐさ」が炸裂するのだが、肝心の決闘シーンが消化不良。なんだろう。エクスタシーが足りない感。
・乃木坂T社。会長・社長と面談。
・「魚真」にて。A氏、イザ、イソ。
・「決闘 ネット『光の道』革命/孫正義vs.佐々木俊尚(文春新書)」★★★★。

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