不出馬

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ふむ。まったくの想定通りなのに、なぜか強い脱力感。

再び「しがらみ」な世界へ戻ることへの拒絶反応か。

全国区の顔を失うことの寂しさか。


知事の最大の功績は、外に向かって、宮崎県の存在を強力に知らしめたことであり、内に向かって、しがらみなき行政主導の組織をつくったことである。これほど「純粋」に仕事ができた時代をぼくは知らない。もちろん、個人的に「合わない」部分はあるけれど、あくまで個人的な問題に留まっていたことが素晴らしい、と思う。

すでに県民の関心は「次」に移りつつあるのかもしれないな。現市長、元市長らが張り切っているようだし。でも、ぼくにとっては残された期間、どれだけ一緒にいい仕事ができるか...という大きな課題がある。外に向かって。

うむ。残り4ヶ月。


自分メモ〜「ふたたび、時事ネタ/斎藤美奈子(中央公論社)」から抜粋〜

宮崎県は九州七県のなかでもたぶんもっとも「割を食っている県」である。そもそもパンチのある観光地に恵まれていない。北に高千穂、南には日南海岸という古くからの景勝地があるが、大分県や鹿児島県のビッグメジャーな温泉地に比べてパッとしない印象は否めず、しかも県北部と南部のアクセスがおそろしく悪いときている。そのせいか、傍目から見て宮崎県最大の観光資源は東国原英夫知事その人だったりするのである。...略...

その東国原知事が、任期半ばで国政への転身を考えているという。...略...日本中があきれた瞬間だったと思うが、わかるよ私は。宮崎も知事本人も、だってこのまんまではどげんもならないもん。...

=2009年7月「DAYS JAPAN」=


片山総務大臣会見(9月28日)

問:宮崎県のですね、東国原知事が、今期限りでの退任の意向を周辺に示されていまして、...略...同じ知事を務められた立場として、何か4年間の評価とか...、コメントがあれば

答:幾つか感想はありますけどね。一つは私が知事をやっていたときと似た面があるなと思って見ていました。...略...

私の個人的な感想ですけれども、少なくとも鳥取県は非常に認知度の低い県でありました。宮崎県もそういう面があったと思うのですけれども、そういうときに全国発信をして、宮崎県の存在感をうんと高からしめたというのは、宮崎県民の皆さんにとっては非常に心強かったと思うのですね。...略...

あと口蹄疫は、...略...大きな、災害というと語弊があるかもしれませんけれどもね。そういう性格のものだっと思うのですね。私も鳥取県で、ちょうど今から10年前なのですけれども、2000年の10月6日に、鳥取県西部地震という大地震に見舞われまして、そのとき、いわば災害復旧の最高責任者として仕事をしなければいけなかったとき、本当に苦しかったと言いますかね。...略...

一番重要な仕事で、結果として一番やり甲斐のある仕事だったのですけれども、渦中においては一番苦しい仕事でした。東国原さんも口蹄疫の対策というのは、彼にとって、多分、一番厳しい試練だったと思うのですよね。そういうことには深く共感をします。

[memo]
・ポスター配布(市南部)。支払事務。F社案件。公告準備。
・楠並木マルシェ2日目。ぎょうざバーガー。
・不出馬表明後の記者会見。2時間弱。ある意味、エンターテイメントな会見。
・鹿児島作戦を検討。宿。日程。食事。

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