進化する森本千絵

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Commercial Photo」10月号は、アートディレクター・森本千絵の特集。森本千絵、大好きなのだ。先日も書いたように、彼女の手づくり感がたまらなく好き。今回の特集を読みながら、あらためてその特別な才能に感じ入っている。

そのひとつが、NHK「てっぱん」のオープニング映像(ココで見れます)。第1回目の放送を見たときには、正直ちょっとガッカリした。なんだかパッしない振り付けの踊りを踊っているだけの、冴えない映像、...だと思った。

でも、あとで「視聴者参加型」と知って、印象が逆転した。なるほど。これは進化するオープニング映像なのだ。あえて思いっきりベタな振り付け(これはカツオのゆらめき、これはコテでの裏返し...的なベタさ)にしておいて、「オレも踊ったろ!」という参加意欲をあおっているわけだ。

徐々に一工夫も二工夫も凝らした熱心なダンサー?たちが増えていくことだろう。保育園児の踊り、アロハチームの踊り、ヒップホップの踊り、新体操チームの踊り...などなど。その進化を視聴者として、参加者として楽しむことができる。なるほどなあ。

そして実は、このお好み焼きのシルエットがいい。シンプルなのに、とても印象的なデザイン。なにげに、両側の湯気が手になり、コテが足にもなってヒトのようでもある。実際、ちょっぴり踊りの振り付けも見せている。なるほど。

まだまだ彼女の仕事は面白くなっていきそうだ。

[memo]
・ポスター配布段取。一部配布(関係課、市内、出演者)。大マルシェでひむか本サバ寿司。新規事業修正。22:00。

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