映画公開に併せて読んでみた。

もともと吉田修一の熱心な読者ではない。つか、読んだのは「パレード」「パークライフ」「7月24日通り」程度。それでも、全日空の機内誌「翼の王国」の連載は真っ先に読むぐらいには関心を持っている作家さん。文体にてらいがなく、実直。安定感が高い。そんなイメージ。
ところが、本書の印象はまたちょっと違っていた。文体の印象はそれほど変わらないのだけれど、テーマ、読後感といったものが、吉田修一のそれと違っていた。いい意味で。こんなことも書いてしまうのだなあとビックリ。とても面白かった。
それにしても、映画を見る前提で本を読むと、どうしても事前に主人公=妻夫木聡、深津絵里...というイメージで読み進めてしまいそう...という予感は見事に裏切られた。文体からわきあがってくる人物像は、決して妻夫木聡でも深津絵里でもない、小説ならではの人物だった。
それはもちろん、一般的なイメージでの妻夫木だったり深津だったりという意味であって、映画でのこの二人は、またぼくの先入観を裏切ってくれるのかも知れない。映画を見るのがとても楽しみ。

[memo]
・日本橋高島屋「日向自慢 みやざき展」。知事と新みやざき大使・工藤綾乃登場。さらにオスマン・サンコンさんも飛び入り。大笑い。
・終了後、O社スタッフ、応援?遊び?に来ていたT社スタッフと雑談>2の話。
・羽田空港で美少女とバッタリ。宮崎空港で家族にもバッタリ。盛り上がり。
・空港の待ち時間で読了「悪人/吉田修一(朝日文庫)」★★★★。

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