終息宣言とポスター撮影

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2010年の夏は、ことさら特別な夏となった。


東国原知事が県庁で口蹄疫の終息を宣言している頃、ぼくはある牧場で宮崎県の復興を誓うメッセージポスターの撮影に臨んでいた。撮影スタッフは、デザイナーのEさん、カメラマンのMさん、W君の3人。

今回のポスターデザインを統括しているEさんは、宮崎市出身。企業の広告ポスターを多数手がけているほか、某大物アーティストや話題の韓国系アイドルグループのアートディレクションを担っている。

カメラマンのMさんは、Eさんの仕事仲間。数年前、ある化粧品メーカーの正月広告で、日本の著名な女優がズラリと揃った素晴らしい写真があった。その写真を撮ったのがMさん。ある仕事がきっかけで宮崎ファンになり、ここのところ、毎月のように来県。

同じくカメラマンのW君は、宮崎在住でこれからが楽しみな逸材。縁あって撮影チームに入って貰えることになった。

そんなプロフェッショナルな撮影スタッフに対峙するぼくは、クライアントであり、プロデューサー的な立場でもあるのだが、いざ概要が固まってしまえば、アシスタントディレクターであり、現地コーディネーターであり、運転手であり、契約担当であり、会計担当であり、さらにはベビーシッターでもある。あまり得意でない目配り気配りで、いろんな汗をかきまくった(苦笑)。


今回の出演者は、県民のみなさんたちにお願いした。畜産農家、野菜農家、水産業、林業、飲食業、商工業、観光業、輸送業、主婦、子ども、なぜかアイドルまで。宮崎県民が元気に誠実にこれからも頑張っていく姿を代表して被写体になって貰った。

撮影現場となった某牧場の全面的な協力もあって、天候がギリギリな中、なんとか無事に撮影は終了することができた。一緒に現場で走り回った後輩とともに、すべてが終ったときには、相当な脱力感だった。まあしかし、まだまだこれから。復興へ向けたプロジェクトはまだまだ続くのだった。

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[memo]
・朝4時半起床。ロケバス準備。6時集合。7時すぎ現地着。防疫準備。天気待ち。8時半頃撮影開始。10時過ぎ撮影終了。撤収。11時半頃県庁着。解散。
・ランチミーティング「平家の郷」。
・会計処理、I社プレゼント企画準備。
・M女史宅にて打ち上げ。Eさん、Mさん、W君、Ebiさん。

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