マーケティング理論ではなく

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今、「生き地獄」をみている宮崎県。昨日・今日の政府の姿勢を見ていると、多少の希望は感じられなくもない。「大船に乗った気持ち」にはほど遠いが、副大臣が「終息するまで東京には帰らない」と仰るのだから、キッチリやってくれるだろうと期待したい。いやほんとに。

さて。問題は「仮に終息したらどうするか」ということである。マスコミの気持ちはウツロイやすい。ここ数日「口蹄疫」と大騒ぎしているが、その前は「普天間」だった。いい時間稼ぎに宮崎県が使われているだけ...という気もしている。

マスコミはいずれ「口蹄疫」のことを忘れるだろう。終息宣言を発する日=報道が終了する日、なんだろう。でも、牛や豚を失った農家の日々はつづく。そして、その農家を支えていく県や市町、JAの仕事もつづいていく。いったん、全頭を処分された農家が、新しいスタートを切るには最低でも2年はかかるという。軌道にのるまでには10年とも。

そんな農家の心が折れないように、どうサポートし、どう盛り上げていくのか。マスコミには忘れられても、人の心には「宮崎の牛や豚の悲劇」を忘れて欲しくない。そして、何らかのカタチで応援し続けて欲しい。そうなるともうマーケティング理論ではないのかもしれない。どうやって、継続的な関心を引いていくのか。「自分ごと」として自発的な活動へと導くのか。

職業柄、企業とタイアップした「がんばろう宮崎応援キャンペーン」なら容易に思い浮かぶ。もちろんキャンペーンはキャンペーンとして大事だが、それ以外に、もっと真摯でもっと誠実な「心に訴える何か」が必要な気がする。それは、販促なのか、広告なのか、パブリシティなのか、シンポジウムなのか、あるいはそれら全部なのか。

つーか、復興キャンペーンの予算ってどのぐらいなんだろう。アイデアの前にまずはそこが知りたい。できれば、まるごと1000億希望(笑) さて、明日はお声がかかるかなあ。

[memo]
・R社の件で社長協議。FM社対応。特別本部関係。

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