キリンビール・マーケティング部長によるヒット連発の秘術書?
作者の佐藤章さんとは、2年ほど前、ぼくが章さんの講演会に参加したことから縁ができ、食事をご一緒させて頂いたり、仕事でも、あるイベントを共同企画でやらせて頂いた。そんなこんなで、NHKから太鼓判を押された"プロフェッショナル"とは思えない気さくさに甘えて、僭越ながら「章さん」と呼ばせていただいている。
さて、その章さんであるが、この2年の間にさらに「スパークリングホップ」「一番搾りリニューアル」「キリンフリー」といったヒット商品を出し続けている。その秘密は「最強チーム」にこそあるのだった。言葉にすると平凡だけれど、読めば読むほど、本書にある「最強チーム」は普通の企業ではつくれない。
章さんが「目利き」として突出して優れていて、「火知り(火を起こせる人=クリエーター・職人)」を活用する技術に長けているからこそ「最強チーム」になるのだ。そう。「最強チーム」は、あらかじめそこにあるのではなく、「最強チーム」になっていくのである。そして「最強チーム」に育てるには、単なるノウハウだけはない「現場の呼吸感」だとか「絶妙のサジ加減」が必要なのだろう
ここまで堂々と「ヒットの秘密」を晒すことが出来るのは、章さんの強い自負もあるのだとみた。まさに章さんこそ「確信犯的リーダー」である。社会人ジンセイの後半戦を迎えるにあたって、非常に学ぶべきことの多い書である。

・家人の実家でだらだらと。
・「ヒットを生み出す最強チーム術/佐藤章(平凡社新書)」★★★★★。
・ランチ「縁ラーメン」。相変わらず愛想のいい奥さんだわね。

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