「きのうの神さま/西川美和」。とあるテーマが底辺に流れる連作集。映画「ディア・ドクター」とは基本的に関係ないっぽい。
物語の冒頭は技巧的で、少しとっかかりにくい。各話の世界観を理解するのに数ページを要する。でも、いったん主人公の心うちにハマり込むと、ぐいぐいと引き込まれていく。起伏の少ないストーリーながら、登場人物の心のざわざわ感をリアルに感じることができる。
前作「ゆれる」は映画のノベライズということもあってか、起承転結をしっかり描いていたが、本作は読者をぽーんと放り投げたりもする。しかし、その放り方はとても心地よく、素敵な余韻となって心に残る。
・朝一便で上京。新橋にてコンベンション協会T氏と合流。プロントで打合せ。
・「まい泉」にてランチ。
・モデル事務所O社。今後の打合せ。好感触。A社。乗る気ゼロな感じ。1勝1負。
・「きのうの神さま/西川美和」(ポプラ社)★★★★☆。帰りの機内で読了。
・「サマーウォーズ」★★★★★。レイトショーにて。
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