2009年の本屋大賞、ということで「告白/湊かなえ」を読んだ。
面白いっちゃ面白いんだけども、書店員が選んだ本がコレというのがどうにもこうにも。むしろ、書店員なら「とっても惜しい!」作品と読むべきじゃないのか。もちろん本屋大賞がこの作品の第1章のみで表彰するのなら異論はないのだが。
ふと思い立って、過去の本屋大賞受賞作をみてみると、ひとつの傾向が思い浮かんだ。それは、「本屋大賞は、女性作家が好き」ということだ。過去6年間の受賞作を並べてみると、こんな感じだ。
2009:告白/湊かなえ(1/10)
2008:ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎(4/10)
2007:一瞬の風になれ/佐藤多佳子(4/10)
2006:東京タワー/リリーフランキー(2/11)
2005:夜のピクニック/恩田陸(5/10)
2004:博士の愛した数式/小川洋子(3/10)
ぱっと見、6年間で男性も2人受賞しているので、「女性が好き...というほどではないのでは?」と思われる。が、ノミネート作をみてみると(上の表でいうと、2009年は10作品中女性作家は1人という意味)、ノミネートでは圧倒的に男性作家が優位にあるのに、大賞を受賞するのは女性が多いということがわかるのだ。
数字でいうと、6年間総ノミネート数61作品、女性作家の作品は、19作品しかなく31%しかない。つまり、確率的には6年間で大賞受賞できるのは、せいぜい2作品程度のハズなのに、倍の数の作品が受賞しているのだ。
あと、重厚な本が受賞しづらいというのもあるな。飯嶋和一とか池上永一なんて一生受賞できないだろうな。つか、ちゃんと候補作を読んでるのか書店員?年を追うごとに、「売りたい本」じゃなくて「売れる本」になっている気がするのは気のせいだろうか。
・夜更かしの反動の寝坊。8時起床。
・朝食後、だらっと。洗濯など。
・「告白/湊かなえ(双葉社)」★★★。第1章で濃厚かつ皮肉たっぷりの展開に「おお!」と唸りながら読んだものの、第2章〜第3章でちょっと落ち着き、第4章以降では落胆。どんどん失速。勿体ない。つか、せめて教師の独白>生徒の手紙>親の日記と辿った形式だけでも、4章以降は工夫すべきだった。第4章以降はプロットだけで、わくわく感がない。残念。
・宿題のDVDを「古墳祭り」「ニッポンのミカタ」。

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