ハナ社長、4級認定。

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身体障害者手帳の更新手続きによって、ハナ社長は、障害の認定が6級から4級へと昇格(?)した。前回の認定時(2年前)、彼女はまだ3歳で、十分な判定ができず「とりあえず」6級としていたもので、今回の4級認定が一応の基準になる。

「聴覚」にかかる身体障害者の認定は、最重度で「2級」。まったく聴こえない人(聾者)でも「1級」には認定されない。一方で、心臓疾患のうちペースメーカーを付けている人は「1級」である。もちろん、ペースメーカーによる生活は、大変な不自由を伴うものであるのは承知しているが、制度を設計した人は、聴覚障害者っつーものの、日々の苦労や日々の制限事項が全然わかってねーよな、と思う。ま、国の制度なんて所詮そんなもんだけども(諦)。

それでも、この障害の等級が「2級」「3級」だと、「重度」の身体障害者という扱いになって、さまざまな補助メニューが用意されているのだが、「4級」は対象外。つまり、ハナ社長は、障害が「やや軽い」ため、ろくなフォローもない状態というわけだ。ドクターからも「3級にしてあげたい」と同情されたぐらい。「もう少し障害が重いとよかったのに...」って言われる制度ってどうよ。

まあ、いいのだ。かえって腹が座ったよ。国にも頼らないし、制度にも期待しない。世の中がどうであろうが、障害があろうがなかろうが、自分の子供のことを考えるのは親の務めだからな。ハナ社長、4級。了解した。君には、君なりの輝かしい生き方があり、ぼくはそれを全力で支えるというだけだ。おとうさんも頑張るからお前もガムバレ。

...というよな強い決意をしている父の横で、鼻水の薬が苦いとか言っていちいち「うえー」とか文句言ってんじゃねー。さっさと飲んでさっさと寝やがれ。

<memo>
・総合Pの企画打合せなど。
・午後年休。「CASA MY」でランチ。ハナ社長を耳鼻科へ。初鼻洗い。全然できないでやんの。少しは呼吸が楽かな。発達支援センター。耳鼻科ドクターとの面談。
・Foodaly青葉店で買い物。帰宅後、夕食の準備。ポテトとツナのバーグなど。
・「蛇イチゴ」★★★。若干28歳で、この脚本を書き、この作品を撮った西川美和監督。無駄がなく、すべてに意味があり、作品を完全にコントロールしている。凄いな。また、役者陣全員が達者。彼らの怪演で、この珍妙な映画がより不思議な輝きを放っている。大谷直子すげー。でも、やっぱりエンディングが嫌いなんだな。映画にある程度の余白は必要だけれど、この大胆すぎる余白の投げかけは何なんだ。28歳で、どうしてここまでできるのか。

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このページは、kaishindouが2009年7月13日 20:37に書いたブログ記事です。

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