ジョン・ウーは好きな監督である、とずっと思っていた。
でも、よーく考えてみたら、ホントに唸ったのは「フェイス/オフ」だけだった。「挽歌シリーズ」は、後追いで見たから感激が薄かったし、「ミッション:インポッシブルⅡ」は、もうひとつだった。まあ、「フェイス/オフ」はアクションもストーリー運びも終わらせ方も完璧の最高の大傑作なんだけれども。
で。レッドクリフである。ジョン・ウーが、私財を投げ打ってまで作りたかった「完全版三国志」...というのはこれでよいのかな。根本的な問題として、ストーリーがあまりに子供だましであるぞ。「予想」の範囲でしか物語が進まない。そして、破天荒と御都合主義をはき違えた無理な展開が続く。孔明って、いつから優秀な気象予報士になったんだよ。うーん、参ったなあ。
でも逆に言うと、ストーリー以外は、ずいぶん面白い映画でもある。まず俳優陣がみな達者。トニー・レオンや金城武をはじめ、ピタリはまり役である。リン・チーリンの美しさは息をのむ。アクションシーンも素晴らしい。人対人のシーンも、騎馬シーンも、爆発シーンも、これぞジョン・ウーと唸ってしまう迫力だ。音楽もよいな。岩代太郎が、場面ごとに、とても印象的な音楽をかぶせている。だから、ホントに脚本が惜しいのよね。とほほ。
いずれにしても、レッドクリフの一番の見所は、ダイエットしたピエール瀧と、目力の弱い平幹二朗が出ていることだ。それが妙に気になって、集中力を欠くほどだったよ。
結論:ジョン・ウーは、まあまあ好きな監督ってことで。
・観光施設一覧、日和2号、祭PRの照会、台湾TV進行企画書、R社全社調整など。
・「RED CLIFF Ⅱ」(シネマ2)★★★。

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