「奇跡のリンゴ/石川拓治(幻冬舎)」。

実録というのは迫力があるな。これは、無農薬でのリンゴ栽培に取り組んだ木村秋則さんの記録。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で木村さんの回をたまたま見ていたのだが、のほほーんとしたご本人の雰囲気があって、いまひとつその御苦労とかが伝わってこなかった。
本書では、その壮絶で過酷な闘いがより詳細に綴られている。ライターの石川氏は、感情論におちいらないよう、慎重に筆を運び、ときに客観的情報を付け加えつつも、その激しさを劇的にあぶり出していく。読了後は、この満面の笑みの裏側にいろいろと思いを馳せたところだった。
もうすっかりベストセラーだけれども、むべなるかな。ぼくもこの本をまわりにすすめたくなっている。すげーよ「おとうさん」。でも、ちょっとだけ思いとどまる気持ちもある。「まずはぼくが木村さんのリンゴを食べてからだ(笑)」なんてね。あと、あんまり誉められ過ぎて、本業を忘れないでね。ちょっと調子もよさそうだから...。

<memo>
・常任委員会。
・子供らが「アンパンマンライス」をつくって夕食。

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