費用の限界

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建築士手塚貴晴+手塚由比さんの本のなかで、「住宅設計の話があった際には、まず最初に最低3,000万円は用意してくださいという話をします」というような表現があった。

手塚夫婦が設計する家は、施主の生活様式をふるいにかけ、ある重要な一部分に、極端に重心を置いた構造となっている。その点、平均的なバランスを重視するメーカー住宅と比べて、オリジナリティが高く、創意工夫に満ちた家ができあがる。当然、資材が既製品では対応できず、オーダーメイドでつくる部分も多くなり(サッシや暖炉なども!)、どんなに経費削減に努めても、一定の経費はかかってしまう、というわけだ。

逆に言うと、たとえば、2,000万円の予算では、「手塚設計」のような「うわー!」という驚きに満ちた家をつくことはかなり厳しいということでもある。本屋に行くと、「1,000万円でできる格安住宅」というような本もあるけれど、「その値段でよくぞここまで!」という驚きはあっても、純粋に「凄い家だなあ」という驚きを感じることはない。

んで、何がいいたいかというと、ぼくがやろうとしているプロジェクトの予算が、あと○○○万円あったなら、そりゃもうすごいことになっちゃうのになあ...という嘆き節だったりする。我が社の全商品のPRを、たかだか○○○万円でやれ、なんて虫がよ過ぎるぅ〜。

<memo>
・大使の件で答弁がぐるぐる。見直さなきゃな。
・仕切り直しのプロジェクトW。企画案をうんうん唸りながら。

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このページは、kaishindouが2008年12月 5日 00:00に書いたブログ記事です。

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