愚息ケータツは、どこかのバカな親のせいで、5歳のときから「報酬制度」を義務づけられている。衣類や文房具といった「生活必需品」以外は、原則自分の「仕事」による「報酬」によって手に入れなければならない。(むろん誕生日やお土産などのプレゼントは除く)
小学校入学前は、「たし算ドリル」や「ひらがなの書き取り」という「仕事」をこなすことで、「報酬」を得ていた。単価は「1冊終了=500円」。その後、本人の希望により、1冊終了=ドラゴンボール1冊(ワイド版 定価980円)となった。雇主である父は、「ブックオフ」で1冊=500円で仕入れており、実態は変わらないのだが、それはケータツの関知するところではない。
そんなことより、彼にとって大きな問題となったのは、小学校に入学して「宿題」が出るようになったことだ。「宿題」は「やって当然」のことなので、「仕事」にはカウントされない。だからといって、「宿題」にはそれなりの分量があり、「新たな仕事」をこなす余裕はない。そんなわけで、彼のドラゴンボールは、19巻まで揃えたところでストップしている。
可哀想に思った心優しい父は、「床の掃除」という新たな「仕事」をあてがった。しかし、50平米ほどのリビングを10分かけて磨いてやっと10円という単価では、なかなかやる気も持続しないようだ。実は、ブックオフを数軒ハシゴして探したけれど「どうしても20巻が見つからない」という大人の事情もあるらしいが、それもまたケータツの関知するところではない。
かくして、ケータツは、今日もまた既読のドラゴンボールを取り出して、何十回目かの再読を重ねていくのであった。(何十回目であろうと、まるで初めて読むかのようにゲラゲラ笑っているのだから新刊は全然いらん、という説もある)
・朝から課内でFT社の件。関係課へも。
・午後から年休。台風で休校となったケータツとMちゃん。Mパパから引き継ぎ。
・軽く昼寝して、公園でサッカー&フリスビー
・支援センター。文字と絵を合わせる遊び。合間にFT社から電話など。
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