飛行機の座席を決める際、「効率的な移動」という視点に立つと、「通路側」の席に圧倒的なメリットがある。CAの邪魔にならない程度なら足を伸ばせたり、肘掛けをゆったり使えたりする(片側だけだけど)。「窓側」と違って、壁面からの圧迫感もない。乗り降りもスムーズだ。そんなわけで、これまでは、できるだけ「通路側」をチョイスするようにしてきた。
最近、東京での用務が増え、飛行機に乗る機会が多いのだけれど、この数ヶ月は、できるだけ「窓側」の席を取るようにしている。もちろんそれは、窓から外の景色を眺めるためだ。
きっかけは何だったっけ。あるとき窓際に座って、今自分が飛び立った羽田空港を見下ろしていたら、湾岸沿いに、舞浜だの、お台場だのといった観光地や、工業地帯の煙突や、大型のガントリークレーンが見えたんである。東京湾には、大小多数の船が見えた。宮崎に向かってどんどん上昇を続ける自分の機体のはるか下に、おもちゃのような別の機体が、まさにこれから羽田空港に着陸しようとしているのが見えた。遠くに目をやると、六本木ヒルズやミッドタウン、東京タワー、さらに遠くには新宿副都心も見えた。
比較的間を置かずに東京へ通っていることもあるのだろう。地上からの「よく見慣れた風景」を、今ぼくは巨視的に俯瞰しているのだ、という妙な意識が芽生えた。ミニチュアを眺めるといった「本城直季的な視点」を突き抜けて、さらなる高みから「下界」を見下ろしているような不思議な感覚があった。それ以来、飛行機からの眺めは「心が妙に平静になる風景」となった。
いまや、離陸/着陸の前後15分は、ぼくにとって、魅惑のかぶり付きタイムとなっている。何かよくしっている建物や構造物を見つけては、言葉にうまく表現できない「何ごとか」を思考している。そんな風に、靴を脱いで、椅子に正座せんばかりの勢いで窓を凝視している佐藤浩市似の男がいたら、しかもそれが「宮崎ー羽田」便であるならば、かなりの確率で、ぼくじゃないかな〜と思う。
・なぜか朝5時前に目が覚める。仕事のことを悶々と考える。
・Sホテルで打ち合わせ。お互いのメリットが一致しそう。O社とも協議できそう。
・TDの視察1時間。いろいろ買い物を。
・宮崎に戻り、Nさんの送別会へ。「わたみん屋」。
・9時半からM女史宅にお呼ばれ。ワイン関係団体のS女史を紹介され、ヌーボー各種を痛飲。なぜかワインの話からS女史の恋愛体験談に。

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