明日、社内コンペの表彰がある。一応、社長賞(アイデア部門)を受賞である。めでたいことである。
が。今日の午後、ぼくの企画に対して、「パクリ疑惑」が浮上した。昨年度に発行された社内の課題研究報告書に、ほぼ同じコンセプトのアイデアが掲載されている、というのだ。確まあ、その報告書の存在は知っているが、読んだ覚えはないし、少なくともコンペの案を考えているときは、自分のオリジナルのアイデアだと思って企画した。アイデアを借用、つまり、パクったという意識は毛頭なかった。
とはいえ、その報告書は、随分と時間と手間をかけて作成されたものでもあるし、広く社内に配布され、読んでないとも言い切れないので、研究グループのメンバー全員に理解を求めるメールを送った。
「パクったつもりはないが、結果的には同じような企画となってしまった。また、実際に報告書を読んでいた可能性も否定できない。とりあえず、社長賞を取ったことで、ぼくが担当して事業化する方向に進むと思うので、前向きに応援して頂きたい。」
すると、メンバーたちから有り難い返事が届いた。
「どんな形でさえ、自分たちの研究結果が具体化することはよいこと。同じアイデアを考えた者として応援する。ま、選考の時点で誰もアイデアのダブりに気づかなかったということは、自分たちの報告書があまり読まれていないといことでもあり、むしろそっちがショック...。」
感謝感激。実に大人の対応だなあ(感涙)。よかったよかった。
...と、ここで終われば、似通ったアイデアを思いついた者同士のエールの交換として、美しいエピソードで終わってしまうのだが、そうは問屋が卸さなかった。どうやら、ぼくはその報告書を「がっつり」と読み、研究メンバーの一人に「よく頑張った」と電話をかけていたらしいのだ。えーっ。全然覚えてないんですけどー(焦)...。
ということは、やはり、その報告書を読んで「面白いアイデアだな」と思ったことが、記憶の片隅に残り、そして、時間が経過して、企画を練っている際、「ひらめいた!」と思いながら実は潜在意識の奥から「思い出していた!」可能性が高い。がーん。
意図的ではないにしろ、結果的にアイデアの一部をパクってしまったことに、かなり凹んだ。そして、報告書を読んだことや電話したことなどを、まったく覚えてないことに、また凹んだ。しかも、コンペを主催したスタッフたちに、事実確認等でかなりの手間をかけてしまったことにも、凹みまくった...。ああ...。
そんなこんなで、さんざ凹んで凹んで落ち込んだんであるが、美味しい晩飯を食い終えたあと、ふと、こう思うに至った。
「でもさー、当時は全然違う部署で仕事をしていたのに、そういう"あまり読まれていない"社内報告書にしっかり目を通したばかりでなく、その一部をしっかり記憶に留めていた」ということは、むしろ誉められて然るべきではないか。日頃から様々なところにアンテナを張り、たくさん消化しているからこそ、その玉石混合の「アイデアの壷」から、なにやら面白そげな企画が出てくるのだ。むしろ、企画の種から目を出させたのだ。そうだそうだ。堂々と胸を張れ自分。パクったことを恥じるな。これからも、あっちこっちの面白いアイデアをパクりまくれ。模倣はオリジナリティの母だ。ふーんだ!」
ああ、なんてポジティブシンキング。
なんてノー天気。
なんて厚顔無恥。
ちなみに。
社長賞(アイデア部門)とは、「実現には課題も多いが、そのアイデアの独創性が特に優れているもの」に贈られるらしい。
独創性、か...。
やっぱり落ち込んでみていいですか。
<memo>
・応援隊交流会について協議(モメにモメた)
・塩竈案件、ミュージアム案件など協議
・ケータツと豚のしっぽ
・「夏から夏へ」「ミッケ2」購入

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