味のおぐらチェーン徹底研究

◆第1回 瀬頭店(宮崎市)/03.08.17
◆第2回 佐土原店(佐土原町)/03.09.21

第3回 高鍋店(高鍋町)/03.11..
【赤鳥型】¥900



高鍋町の中心地、しんきん通りに所在する。

ホテルの1階ということもあって、目印の三角屋根がなく、極めてシンプルな外観である。が、内装はやはり「おぐら」感バリバリ。壁面に「(C)ディズニーではないと推察されるぱちもんミッキー、のようなもの」が沢山並んでいるのを発見。実に70年代テイストに溢れている。

ここのチキバンの特徴は何より肉が違う、のだね。数ある「おぐらチェーン」のなかで唯一、「赤鳥」の肉を使用しているのだ。肉がやわらかくとてもジューシー。噛んだ途端にあふれでる肉汁とタルタルソースの甘みが合う合う。
・・・んーでも、「赤鳥」って何?

とはいえ、単純に肉が旨いから高得点、というわけにもいかない。写真を見て分かるとおり、なんだよこの寂しさは。肉に自信があるのはよいが、他の素材を粗末にしているのがアリアリである。

チキバンは大衆食である。決してグルメな一品ではない。なにせタルタルソースなのだ。大味のイケイケドンドンなのだ。
「うへえ食った食った!」と腹をさすってなんぼのチキバンじゃないか。
もうパッと見から、こんなのがチキバンと思われたらなんか寂しい。

ところで、これまで3店舗を比較して気がついてきたことがある。
どうやら「おぐらチェーン」内では「タルタルソース」はまったく同じもののようである。既製品を使っているのか、よほどレシピがしっかりしているのかは知らないが、店舗による差はない。せいぜい「ごはん」の盛りつけに差があるくらいだ。

やはり争点は「チキバン」そのものの佇まいと、付け合わせにあるようだ。(2003.11.09 kaishin)


【高鍋店 高鍋町】
所在地/高鍋町大字北高鍋1368-4
駐車場/あり(ホテルいずみや)
交通アクセス/JR高鍋駅より,車10分
営業時間/11:00〜21:00
休日/なし