味のおぐらチェーン徹底研究

◆第1回 瀬頭店(宮崎市)/03.08.17
◆第2回 佐土原店(佐土原町)/03.09.21
◆第3回 高鍋店(高鍋町)/03.11.09
純粋な宮崎人であれば、チキン南蛮(以下「チキバン」)と聞けば必ずや思い浮かぶのが、「トンネルをすぎるとそこはおぐらの町」というフレーズで有名な「味のおぐら」チェーンである。
無論、異論はあろう。だがしかし、「味のおぐら」チェーンのチキバン抜きに宮崎のチキバンは語れない。

県外の方の為に簡単に説明すると、「味のおぐら」チェーンは、30年以上前から宮崎県内に広く展開しており、名物のチキバンのほか、ハンバーグ定食やちゃんぽん定食なんぞも取り揃えた、いわゆる普通のファミリーレストランである。
しかしながら、店側の思惑と違い、なんと客の76.8%が「チキン南蛮」をオーダーしているのだ(平成15年度宮崎税務事務所調)。
また、東京の大学に進学して1ヶ月を過ぎた新入生に、「今、無性に食べたいものは?」という質問をしたところ、97.2%の学生が「おぐらのチキバン」と答えたというアンケート結果も報告されている。

さて、これだけ人気の「おぐらのチキバン」ではあるが、なんと「店によってチキバンの中身が違う」という恐るべき情報が寄せられた。なんと、みんなが食べたい「おぐらのチキバン」なのに、ひょっとしたらヒトによって違う「チキバン」を思い描いているかもしれないなんて。
われら「チキバン探偵団」としては、このような風聞を放っておくわけにはいかない。そこで、これから各店舗に調査員を派遣し、テッテー的にその「差」を見極めていくことにした。店舗数が多いため、一気に片をつけることはできないが、地道な調査を重ねて、その真実をしっかりと見極めていきたい。


第1回 宮崎市瀬頭店

【スタンダード型】¥900



まずは、宮崎市瀬頭店である。調査員がもっともよく利用している店舗である。したがって、このチキバンを「スタンダード型」と呼ぶこととし、今後の調査の柱としたい。

さて、写真を見ていただくとわかるように、皿からあふれんばかりの迫力でチキバンが鎮座ましましている。南蛮の衣をまとった鶏肉は、目測400gの超重量級。さらにたっぷりと盛り付けられたタルタルソースは、半分くらい付け残して丁度いいくらいの「馬鹿盛」具合だ。
そして今度は奥を見てみよう。チキバンが寄りかかるようにしてしなだれているのは大盛のキャベツだ。オレンジ色の特製ソースがいい色合いである。
右に回って、「うさぎちゃんカット」のリンゴが一切れ、そしてあら懐かしやのイタリアンスパゲッティ(具なし)。そしてパセリ。
写真はないが、ごはんも丁度1膳分が付いてくる。

味はというと、うむ。スタンダード店だけに、「これぞチキバン」といった存在感のある濃厚な味。チキンはぱさつかずほどよくジューシー。南蛮の甘い衣もしっとりとしている。さらにタルタルが絶品。ただし、ある意味ものすごく「甘ったるい」味でもある。んまいんまいと食いながらも、あるところでパタリと箸が止まってしまうのは、その「重さ」ゆえだ。食べ過ぎると結構「うええ」とくるので、小食のヒトは最初から残す覚悟で臨みたい。(03.08.17 kaishin)


【瀬頭店 宮崎市】
所在地/宮崎市瀬頭(せがしら)2-2-23
駐車場/あり(30台)
交通アクセス/JR宮崎駅より徒歩10分
営業時間/11:00〜22:00(OS21:30)
休日/なし