われらチキバン探偵団

●はじめに
●おぐら徹底研究
●ランキング(定食編)
●ランキング(弁当編)
●レシピ



【はじめに】
宮崎といえば、何はなくとも「チキン南蛮」である。
そもそもチキン南蛮とは、若鶏のもも肉や胸肉に卵をつけて揚げ、南蛮酢にくぐらせてからタルタルソースをかけたものである。最近でこそ全国の弁当屋のメニューにのぼるほどにもなっているが、何を隠そう、我が宮崎が生んだ世紀の大発明なんである。
一昨年、WTOが実施した「先進国意識調査」によれば、「宮崎県と聞いて何をイメージするか」という問いに対して、「日向木挽」や「西米良温泉ゆた〜と」、「宗兄弟」らの有力候補を大差で引き離し、我らが「チキン南蛮」が堂々の1位に輝いている。
だがしかーし、ぼくらはホントーにチキン南蛮を理解できているのだろうか。チキン南蛮の真実をしっかりとこの手に掴んでいるのだろうか。
これだけワールド・スタンダードな一品でありながら、周囲の県民に尋ねてみても、自宅で作ることなど極めてマレであったり、実はここ数年「ほっかほっか亭」のチキン南蛮弁当しか食ってなかったりする。それは真にチキン南蛮に向き合っているとは言えないのではなかろうか。
つーことで、このたび有志による「チキン南蛮を深く愛するが故に週一は全然イケル(でも週二は無理)県民の会」(略称:チキバン探偵団)を発足し、本県におけるチキン南蛮の実態の調査並びに今後の世界戦略について真摯に検証を行い、その真実を世に問いただすこととなった。随分マニアックな内容になりそーな気もしないでもないが、とりあえず付いてこれるヒトだけ付いてくるように。
最後に。なぜだか、宮崎県民はチキン南蛮のことを略さずにちゃんとチキン南蛮という。それはそれで実直な県民性の表れだとは思うが、世界に羽ばたこうとするチキン南蛮がいつまでも「Chicken Nanban」では、舌の回らぬアメリカ人に到底受け入れられるものではない。そこで、当会では、勝手ながらチキン南蛮の愛称を「チキバン(Chiki-Ban)」と命名し、その普及を目指しちゃったりもしたい。(商標登録中←嘘)。

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