海森殿堂 2003. 5月ノミネート作品


5/20 高丘親王航海記/澁澤龍彦(文藝春秋) ★★★★
10年程「寝かせていた」作品。つーか、読みかけて「やっぱ幻想譚って、自分にゃあわねー」と放置してたんだけど、どっしり腰をすえて読み始めたら、あーらおもれーでやんの。風邪引き始めで、寒気がするのにやな汗かいてるような「でろれろ」な状態だったので、余計に物語りにのめり込めた(?)。しかし、改めてすごい装丁だわなこの本(注:この写真は文庫本のもの。すごいのは単行本の装丁)。
5/24 欠陥住宅物語/斎藤綾子(幻冬社) ★★★☆
いろんな意味で期待を裏切られまくり。いい意味では、たとえ小説であるにしろ、作者の「素の面」の片鱗を窺い知ることができたってこと。こんなに「自閉っぽい要素」をもったヒトだったとはね。恋愛モノより、尚一層斎藤臭の濃い物語となっている。おもろー。反面、なにせこのタイトルなんだから、もーちょっと、家にまつわるエトセトラが読みたかった気がする。途中のエロ話はエロ話でいいんだけれども。

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